インテル® Agilex™のクロッキングおよびPLLユーザーガイド

ID 683761
日付 3/26/2022
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ドキュメント目次

2.2.7. クロックの逓倍と分周

インテル® Agilex™ PLL出力周波数は、次のスケール係数によって入力基準クロックソースに関連付けられています。

入力クロックは、プリスケール係数Nで除算され、次にMフィードバック係数で乗算されます。制御ループは、VCOを駆動してf in ×( M / Nに一致させます。正常またはソース同期補償モードにおける非専用フィードバック・パスを使用する場合、制御ループは、VCOは、C iは OUTCLK補償Cカウンター値である ((M×C I)/ N)× のFと一致するように駆動します。 インテル® Quartus® Primeソフトウェアは、 I/O PLLおよびfPLLのコアに入力された入力周波数、乗算、および除算の値に応じて、適切なスケール係数を自動的に選択します。

プリスケール・カウンターのNと逓倍カウンターのM

各PLLは、プリスケール・カウンターNと逓倍カウンターMをそれぞれ1つずつ有します。これら2つのカウンターの目的は周波数分周を計算することであるため、MカウンターとNカウンターはデューティ・サイクル・コントロールを使用しません。

ポスト・スケール・カウンター(C

各出力ポートは、独自のポスト・スケール・カウンター、Cを有します。周波数の異なる複数のCカウンター出力では、VCOは周波数規格に適合する出力周波数の最小公倍数に設定されます。たとえば、1 つのI/O PLLから要求される出力周波数が55 MHz100 MHzである場合、Quartus IIソフトウェアはVCO周波数を1.1 GHzに設定します(VCOの周波数範囲内での55 MHz100 MHzの最小公倍数)。その後、ポストスケール・カウンターのCは各出力ポートのVCO周波数を分周します。

整数モード

I/O PLLは整数モードでのみ動作可能です。