インテル® Cyclone® 10 LP FPGA デバイス用 Early Power Estimator ユーザーガイド

ID 683743
日付 5/08/2017
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ドキュメント目次

1. インテル® Cyclone® 10 LP デバイス用 Early Power Estimator の概要

更新対象:
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このユーザーガイドは、Cyclone® 10 LP デバイス用 Early Power Estimator (EPE) サポートについて説明しています。このユーザーガイドでは、FPGA デザインのどの段階でも EPE を使用するためのガイドラインを提供し、熱解析と FPGA の消費電力に寄与する要因について詳しく説明します。FPGA の消費電力は、Microsoft Excel ベースの EPE スプレッドシートで計算することができます。より正確な消費電力の見積りには、 Quartus® Primeソフトウェアの Power Analyzer を使用します。

インテル は、デザインが使用可能になると、EPE スプレッドシートから Quartus® Primeソフトウェアの Power Analyzer への切り替えを推奨しています。Power Analyzer は実装されたデザインの詳細にアクセスし、より精度の高い結果を生成します。

インテルは、これらの計算を仕様ではなく、消費電力の見積りとして使用することを推奨しています。情報は実際のデバイス設計や動作環境に影響を受けるため、デバイスの動作中に実際の電力を確認する必要があります。

EPE スプレッドシートは次の機能があります。
  • デザインの開始前、またはデザイン作成中での消費電力の見積りが可能
  • Quartus® Primeで生成した EPE ファイルを使用して Quartus® Primeソフトウェアから EPE スプレッドシートにデバイスリソースの情報をインポート
  • デザインの暫定的な熱解析の実行が可能