インテル® Cyclone® 10 LP FPGA デバイス用 Early Power Estimator ユーザーガイド

ID 683743
日付 5/08/2017
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ドキュメント目次

2.3.2. FPGAデザイン作成中の消費電力の見積り

デザインが部分的に完了している場合、 Quartus® Primeソフトウェアで生成された EPE ファイル (<revision name> _early_pwr.csv) を EPE スプレッドシートにインポートできます。 <revision name> _early_pwr.csvから EPE スプレッドシートに情報をインポートした後、最終的なデザインのデバイスリソースの見積りを反映するために、EPE スプレッドシートの編集ができます。
表 3.  FPGA デザインが部分的に完了している際の電力見積りの利点と制約
利点 制約
  • FPGA デザインサイクルの早い段階で、消費電力の見積りができます。
  • Quartus® Primeソフトウェアのコンパイル結果に基づき、Early Power Estimator スプレッドシートに自動的にデータを入力する柔軟性を提供します。
  • 正確さはデバイスリソースの入力と見積りに依存しますが、この情報は ( デザインの途中または完了後に ) 変わることがあり、消費電力の見積り結果が低精度の可能性があります。
  • EPE スプレッドシートは、実際のデザイン実装の詳細ではなく、平均値を使用します。例えば、ALUT 入力 の使用や配線などです。Power Analyzer は、完全なデザインの詳細にアクセスできます。