インテル® Stratix®10 デバイスのロジック・アレイ・ブロックおよびアダプティブ・ロジック・モジュール・ユーザーガイド

ID 683699
日付 11/06/2017
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3.2.1. ALM リソース

各 ALM には、2 つの組み合わせアダプティブ LUT (ALUT)、2 ビットの全加算器、および 4 つのレジスター間で分割できる多様な LUT ベースのリソースが含まれています。

2 つの組み合わせ ALUT の最大 8 入力を使用して、1 つの ALM で 2 つの機能のさまざまな組み合わせを実装することができます。この適応性により、ALM は 4 入力 LUT アーキテクチャーとの完全な下位互換性を有します。1 つの ALM で、8 入力ファンクションのサブセットを実装することも可能です。

1 つの ALM には 4 つのプログラマブル・レジスターが含まれます。各レジスターそれぞれ、次のポートを有します。

  • データ入力
  • データ出力
  • クロック
  • クロックイネーブル
  • 同期クリアー
  • 非同期クリアー

グローバル信号、汎用 I/O (GPIO) ピン、あるいは任意の内部ロジックは、ALM レジスターのクロックイネーブル信号、クロック信号、および非同期クリアー・コントロール信号または同期クリアー・コントロール信号を駆動することができます。クロックイネーブル信号は同期リセット信号よりも優先されます。

組み合わせ機能では、レジスターがバイパスされ、LUT ( ルックアップ・テーブル ) と加算器の出力が ALM の出力に直接駆動します。

図 6.  インテル® Stratix 10® デバイスの ALM 上位レベルのブロック図