1.1. インテル® 高位合成コンパイラー・プロ・エディションの前提条件
インテル® HLSコンパイラー・プロ・エディションは、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・デザイン・スイートの一部です。 インテル® HLSコンパイラーは、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアの一部としてインストールするか、個別にインストールします。インテルHLSコンパイラーを使用するには、 インテル® Quartus® Primeおよび追加のソフトウェアが必要です 。
システム要件、前提条件、ライセンス要件などの インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアのインストールの詳しい手順については、 Intel FPGA Software Installation and Licensing を参照してください。
インテル® HLSコンパイラーには、 インテル® Quartus® Primeのほかにも次のソフトウェアの追加が必要です。
C/C++ コンパイラー
Linuxでは、 インテル® HLSコンパイラーにはGCC 9.3.0が必要です。これには、GNU C++ ライブラリーおよびバイナリー・ユーティリティー (binutils) が含まれます。
このバージョンのGCCは、 インテル® HLSコンパイラーのインストールの一部になっています。 インテル® HLSコンパイラーをインストールすると、GCC 9.3.0が <quartus_installdir>/gcc で使用可能になります。
重要: インテル® HLSコンパイラーでは、 <quartus_installdir>/gcc ディレクトリーをツールチェーン・ディレクトリーとして使用します。このGCCのインストールは、HLS関連のすべてのデザイン作業に使用します。
Windowsの場合、 Microsoft* Visual Studio* Professionalの次のバージョンのいずれかをインストールします
- Microsoft* Visual Studio* 2017 Professional
- Microsoft* Visual Studio* 2017 Community
最新のC++17をサポートするには、Visual Studio 2017の最新バージョンを必ず使用してください。
重要: インテル® HLSコンパイラー・ソフトウェアでは、そのエディションで指定されたバージョン以外の Microsoft* Visual Studio* はサポートしません。
シーメンス* EDA Questa® シミュレーション・ソフトウェア
WindowsおよびRedHat Linuxシステムでは、Questa® シミュレーション・ソフトウェアのインストールは、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのインストーラーからできます。使用可能なオプションは次のとおりです。
- Questa*-インテル® FPGA Edition
- Questa*-インテル® FPGA Starter Edition
Questa*-インテル® FPGA Editionと Questa*-インテル® FPGA Starter Editionは、どちらもライセンスが必要です。 Questa*-インテル® FPGA Starter Editionのライセンスは無料です。詳細については、 Intel FPGA Software Installation and Licensing を参照してください。
または、ご自身のライセンス版のシーメンス* EDA ModelSim* SEまたはシーメンス*EDA Questa* Advanced Simulatorソフトウェアを使用してください。
Linuxシステムでは、Questa® - Intel FPGA EditionおよびQuesta® - Intel FPGA Starter Editionには、Red Hat* 開発ツールパッケージが必要です。
インテル® のソフトウェアでサポートしているすべての ModelSim* およびQuesta®のソフトウェア・バージョンの情報は、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディションのお使いのエディションのソフトウェアおよびデバイス・サポート・リリースノートのEDAインターフェイス情報 のセクションを参照してください。