インテル®高位合成 (HLS) コンパイラー プロ・エディション: スタートガイド

ID 683680
日付 6/22/2020
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ドキュメント目次

2.2. インテル®HLSコンパイラー のデザイン例の実行 (Windows)

Windowsシステムで インテル®HLSコンパイラーのデザイン例を実行するには、次の手順に従います。

  1. ターミナルセッションを開始し、 インテル®HLSコンパイラー環境を初期化します。
    環境の初期化については、インテルHLSコンパイラー・プロ・エディション環境の初期化 を参照してください。
  2. <quartus_installdir>\hls\examples\<design_example_name> ディレクトリーに移動します。ここで <quartus_installdir> は、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアをインストールしたディレクトリーです。
    例 : C:\intelFPGA_pro\20.2
  3. build.bat test-x86-64 コマンドを実行します。このコマンドでは、C++ ソースコードをx86-64バイナリ実行可能ファイルにコンパイルします。次に、生成された実行可能ファイルをCPUで実行します。
    build.bat test-x86-64 コマンド実行後に予想される結果は次のとおりです。
    • バイナリーの生成に使用されたコマンドがコンソールに表示されます。例 : i++ -march=x86-64 -o test-x86-64 <source_files>
    • コンパイラーによって、実行可能ファイル (例 : test-x86-64.exe) が、現在の作業ディレクトリーに作成されます。
    • 実行可能ファイルの出力がコンソールに表示され、正常に実行されたことが分かります。
    C:\intelFPGA_pro\20.2\hls\examples\QRD>build.bat test-x86-64
    i++ --fpc --fp-relaxed -march=x86-64 MGS.cpp QRD_Testbench.cpp TestbenchHelpers.cpp -o test-x86-64.exe
    Run test-x86-64.exe to execute the test.
  4. build.bat test-fpga コマンドを実行します。このコマンドでは、C++ ソースコードをハードウェア実行可能ファイルにコンパイルし、その後、生成されたHDLのシミュレーションを実行します。
    build.bat test-fpga コマンド実行後に予想される結果は次のとおりです。
    • テストベンチ・バイナリーの生成に使用されたコマンドがコンソールに表示されます。例 : i++ -march="<FPGA_family_or_part_number>" <source_files> -o test-fpga
    • HLSコンパイラーによって、.prj ディレクトリー (例 : test-fpga.prj) が現在作業中のディレクトリーに作成されます。
    • 実行可能ファイルの出力がコンソールに表示され、正常に実行されたことが分かります。
    C:\intelFPGA_pro\20.2\hls\examples\QRD>build.bat test-fpga
    i++ --fpc --fp-relaxed -march=Arria10 MGS.cpp QRD_Testbench.cpp TestbenchHelpers.cpp -o test-fpga.exe
    Run test-fpga.exe to execute the test.