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2.2. インテル®HLSコンパイラー のデザイン例の実行 (Windows)
Windowsシステムで インテル®HLSコンパイラーのデザイン例を実行するには、次の手順に従います。
- ターミナルセッションを開始し、 インテル®HLSコンパイラー環境を初期化します。
環境の初期化については、インテルHLSコンパイラー・プロ・エディション環境の初期化 を参照してください。
- <quartus_installdir>\hls\examples\<design_example_name> ディレクトリーに移動します。ここで <quartus_installdir> は、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアをインストールしたディレクトリーです。
例 : C:\intelFPGA_pro\20.2
- build.bat test-x86-64 コマンドを実行します。このコマンドでは、C++ ソースコードをx86-64バイナリ実行可能ファイルにコンパイルします。次に、生成された実行可能ファイルをCPUで実行します。
build.bat test-x86-64 コマンド実行後に予想される結果は次のとおりです。
- バイナリーの生成に使用されたコマンドがコンソールに表示されます。例 : i++ -march=x86-64 -o test-x86-64 <source_files>
- コンパイラーによって、実行可能ファイル (例 : test-x86-64.exe) が、現在の作業ディレクトリーに作成されます。
- 実行可能ファイルの出力がコンソールに表示され、正常に実行されたことが分かります。
C:\intelFPGA_pro\20.2\hls\examples\QRD>build.bat test-x86-64 i++ --fpc --fp-relaxed -march=x86-64 MGS.cpp QRD_Testbench.cpp TestbenchHelpers.cpp -o test-x86-64.exe Run test-x86-64.exe to execute the test. - build.bat test-fpga コマンドを実行します。このコマンドでは、C++ ソースコードをハードウェア実行可能ファイルにコンパイルし、その後、生成されたHDLのシミュレーションを実行します。
build.bat test-fpga コマンド実行後に予想される結果は次のとおりです。
- テストベンチ・バイナリーの生成に使用されたコマンドがコンソールに表示されます。例 : i++ -march="<FPGA_family_or_part_number>" <source_files> -o test-fpga
- HLSコンパイラーによって、.prj ディレクトリー (例 : test-fpga.prj) が現在作業中のディレクトリーに作成されます。
- 実行可能ファイルの出力がコンソールに表示され、正常に実行されたことが分かります。
C:\intelFPGA_pro\20.2\hls\examples\QRD>build.bat test-fpga i++ --fpc --fp-relaxed -march=Arria10 MGS.cpp QRD_Testbench.cpp TestbenchHelpers.cpp -o test-fpga.exe Run test-fpga.exe to execute the test.