Intel Agilex® 7コンフィグレーションのユーザーガイド

ID 683673
日付 4/28/2023
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ドキュメント目次

5.3. コマンドおよび応答

ホスト・コントローラーは、コマンドパケットおよび応答パケットを使用し、Mailbox Client インテル® FPGA IPを介してSDMと通信します。

コマンドおよび応答パケットの最初のワードは、コマンドまたは応答に関する基本情報を提供するヘッダーです。

ブロック図

次の図は、 Intel Agilex® 7デザインにおけるメールボックス・クライアント インテル® FPGA IPの役割を示しています。メールボックス・クライアント IP により、SDM との通信が可能になり、クワッド SPI フラッシュメモリーおよびシステム・ステータスにアクセスできます。

メールボックス・クライアント

図 67. コマンドおよび応答のヘッダー・フォーマット
注: コマンドヘッダーのLENGTHフィールドは、対応するコマンドのコマンド長と一致する必要があります。クライアントがすべての応答語を解釈しなくても、クライアントはすべての応答語を読む必要があります。

次の表は、ヘッダーコマンドのフィールドを説明しています。

表 44.  コマンドおよび応答ヘッダーの説明
ヘッダー ビット 説明
Reserved [31:28] 予約済み。
ID [27:24] コマンドIDです。応答ヘッダーは、コマンドヘッダーで指定されたIDを返します。コマンドの説明については、操作コマンドを参照してください。
C [23] 予約済み。
LENGTH [22:12] ヘッダーに続く引数の単語数。与えられたコマンドに対して間違った数の引数のワードが入力された場合、IP はエラーで応答します。

コマンドヘッダに指定されたコマンド長と送信ワード数が一致しない場合。 IP は割り込みステータスレジスター (COMMAND_INVALID) のビット 3 を発生させ、メールボックス・クライアントをリセットする必要があります。

Reserved [11] 予約—0 にセット
Command Code/Error Code [10:0] Command Code はコマンドを指定します。Error Code はコマンドが成功したか失敗したかを示します。

コマンドヘッダーでは、これらのビットはコマンドコードを表します。応答ヘッダーでは、これらのビットはエラーコードを表します。コマンドが成功した場合、Error Code は0です。コマンドが失敗した場合は、エラーコードの応答で定義されているエラーコードを参照してください。