SDI IPコアのユーザーガイド

ID 683587
日付 8/20/2020
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ドキュメント目次

4.4. SDIトランシーバーのダイナミック・リコンフィグレーション信号

次の信号は、トランシーバーのダイナミック・リコンフィグレーション操作を処理します。

表 18.  SDIトランシーバーのダイナミック・リコンフィグレーション信号

信号

方向

説明

SDI_RECONFIG_DONE 入力 IPコアに対して、リコンフィグレーションが完了したことを示します。この信号は、PLLのリコンフィグレーションには必要ありません。
SDI_RECONFIG_TOGXB
注: この信号は、リコンフィグレーション・メガファンクションに直接接続します。
入力 組み込みトランシーバー・インスタンスのデータ入力です。
データ幅
  • Arria V、Cyclone V、およびStratix Vデバイスの場合 = SDI_RECONFIG_TOGXB[(140N-1)]:0] またはSDI_RECONFIG_TOGXB[(70N-1)]:0] — インターフェイスの設定でレシーバーを選択している場合。
  • サポートされている他のデバイスの場合 = SDI_RECONFIG_TOGXB[3:0]
注: SDIのトランスミッターでは、トランシーバーのダイナミック・リコンフィグレーションを使用する必要はありません。ただし、トランシーバーのダイナミック・リコンフィグレーションが有効になっているトランシーバー・クワッドにコアをマージできるようにするには、これらのポートを正しく接続する必要があります。
SDI_RECONFIG_CLK 入力
組み込みトランシーバー・インスタンスのクロック入力です。
注: この信号は、Arria V、Cyclone V、およびStratix Vデバイスには適用されません。
注: SDIのトランスミッターでは、トランシーバーのダイナミック・リコンフィグレーションを使用する必要はありません。ただし、トランシーバーのダイナミック・リコンフィグレーションが有効になっているトランシーバー・クワッドにコアをマージできるようにするには、これらのポートを正しく接続する必要があります。
SDI_GXB_POWERDOWN 入力
すべてのトランシーバー・インスタンスの回路の電源を切断し、リセットします。
注: この信号は、Arria V、Cyclone V、およびStratix Vデバイスには適用されません。
SDI_START_RECONFIG 出力 IPコアからの要求で、リコンフィグレーションを開始します。
SDI_RECONFIG_FROMGXB
注: この信号は、リコンフィグレーション・メガファンクションに直接接続します。
出力 組み込みトランシーバー・インスタンスからのデータ出力です。
データ幅
  • Arria V、Cyclone V、およびStratix Vデバイスの場合 = SDI_RECONFIG_FROMGXB[(92N-1):0] またはSDI_RECONFIG_FROMGXB[(46N-1):0] — インターフェイスの設定でレシーバーを選択している場合
  • サポートされている他のデバイスの場合 = SDI_RECONFIG_FROMGXB[(17N-1):0]。Cyclone IV GXデバイスでは、SDI_RECONFIG_FROMGXB[16:5] を無視することができます。
注: SDIのトランスミッターでは、トランシーバーのダイナミック・リコンフィグレーションを使用する必要はありません。ただし、トランシーバーのダイナミック・リコンフィグレーションが有効になっているトランシーバー・クワッドにコアをマージできるようにするには、これらのポートを正しく接続する必要があります。
RX_STD[1:0] 出力

ビデオ規格を受信します。00 = SD-SDI、01 = HD-SDI、10 = 3G-SDI

SDI IPコアでは、SMPTEの425M-Aと425M-Bのフォーマットのストリームをどちらもリカバリーすることができます。レシーバーは、rx_stdバスのレベルを設定することにより、検出しているフォーマットを示します。
  • rx_std[1:0] = 2’b11 = 425M-A
  • rx_std[1:0] = 2’b10 = 425M-B
PLL_ARESET 入力 リコンフィグレーションされるトランシーバーPLLでareset信号を駆動します。この信号は、そのトランシーバーPLLをリセットする必要があることを示しています。
注: トランシーバーは、Cyclone IV GXデバイスでのみ利用することができます。
PLL_CONFIGUPDATE 入力 リコンフィグレーションされるトランシーバーPLLでconfigupdate信号を駆動します。
注: トランシーバーは、Cyclone IV GXデバイスでのみ利用することができます。
PLL_SCANCLK 入力 リコンフィグレーションされるトランシーバーPLLでscanclk信号を駆動します。
注: トランシーバーは、Cyclone IV GXデバイスでのみ利用することができます。
PLL_SCANCLKENA 入力 リコンフィグレーションされるトランシーバーPLLでscanclk信号のクロックイネーブルとして機能します。
注: トランシーバーは、Cyclone IV GXデバイスでのみ利用することができます。
PLL_SCANDATA 入力 リコンフィグレーションされるトランシーバーPLLでscandata信号を駆動します。この信号は、ダイナミックにリコンフィグレーション可能なビットのトランシーバーPLLへのスキャンデータ入力を保持します。
注: トランシーバーは、Cyclone IV GXデバイスでのみ利用することができす。
PLL_SCANDONE 出力 トランシーバーPLLがリコンフィグレーションされていることを特定します。
注: トランシーバーは、Cyclone IV GXデバイスでのみ利用することができます。
PLL_SCANDATAOUT 出力 この信号は、ダイナミックにリコンフィグレーション可能なビットからのトランシーバーPLLのスキャンデータ出力を保持します。
注: トランシーバーは、Cyclone IV GXデバイスでのみ利用することができます。
注: インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのバージョン8.1以降では、Stratix IVのトランシーバーには、ALTGX_RECONFIG (トランシーバーのダイナミック・リコンフィグレーション) コントローラーを介してレシーバーバッファーのキャリブレーションが必要です。追加のRECONFIGポートのビットを使用して、レシーバーバッファーのキャリブレーションを行います。これらのポートは、外部でALTGX_RECONFIGコントローラーに接続する必要があります。

Cyclone IVデバイスを使用している場合は、次の信号を追加する必要があります。

Use PLL reconfiguration for transceiver dynamic reconfigurationオプションをSDIのパラメーター・エディターで選択している場合は、次の信号をALTPLL_RECONFIG IPコアに直接接続し、これらの信号をトップレベルに公開します。

表 19.  SDIトランシーバーのダイナミック・リコンフィグレーション信号 - Cyclone IV GXデバイスの場合PLLのリコンフィグレーションには、rx_std信号とsdi_start_reconfig信号が必要です。

信号

方向

説明

PLL_ARESET 入力 リコンフィグレーションされるトランシーバーPLLでareset信号を駆動します。この信号は、そのトランシーバーPLLをリセットする必要があることを示しています。
PLL_CONFIGUPDATE 入力 リコンフィグレーションされるトランシーバーPLLでconfigupdate信号を駆動します。
PLL_SCANCLK 入力 リコンフィグレーションされるトランシーバーPLLでscanclk信号を駆動します。
PLL_SCANCLKENA 入力 リコンフィグレーションされるトランシーバーPLLでscanclk信号のクロックイネーブルとして機能します。
PLL_SCANDATA 入力 リコンフィグレーションされるトランシーバーPLLでscandata信号を駆動します。この信号は、ダイナミックにリコンフィグレーション可能なビットのトランシーバーPLLへのスキャンデータ入力を保持します。
PLL_SCANDONE 出力 トランシーバーPLLがリコンフィグレーションされていることを特定します。
PLL_SCANDATAOUT 出力 この信号は、ダイナミックにリコンフィグレーション可能なビットからのトランシーバーPLLのスキャンデータ出力を保持します。