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10.4.5.3. シングルビット・エラーのルックアップ・テーブル
各メモリーポートのECCコントローラーにはルックアップ・テーブル (LUT) があり、発生したシングルビット・エラーすべての一意のメモリーアドレスを記録します。同じメモリーアドレスで繰り返されるエラーは保存されません。LUTはシングルビット・エラーを記録しますが、ダブルビット・エラーの記録は行いません。
LUTの各エントリーの最上位ビット (MSB) は有効ビットです。シングルビット・エラーが発生してLUTに記録されると、有効ビットが設定されます。単一のLUTエントリーの残りのビットには、データエラーのメモリーアドレスが含まれます。メモリーアドレスがLUTから読み出されると、ソフトウェアでそのエントリーの有効ビットに1を書き込むことで、エントリーをクリアすることができます。LUTエントリーがすべて使用されており、有効ビットがクリアされない場合は、次のシングルビット・エラーでオーバーフローが発生します。LUTのオーバーフロー発生時に、割り込みを生成することができます。割り込みの詳細に関しては、「ECCコントローラーの割り込み」のセクションを参照してください。
| ペリフェラル |
LUT深度 (エントリー) |
|---|---|
| オンチップRAM |
16 |
| USB |
4 |
| SD/MMC |
4 x 2 17 |
| イーサネットMAC (Rx FIFO) |
4 |
| イーサネットMAC (Tx FIFO) |
4 |
| DMA |
4 |
| NAND (ECCバッファー) |
4 |
| NAND (書き込みFIFO) |
4 |
| NAND (読み出しFIFO) |
4 |
LUTのエントリーは、ECCコントローラーのレジスターマップにあります。ソフトウェアでLUTのエラーアドレスを読み出し、有効ビットをクリアすることができます。詳細は、ECCコントローラーのアドレスマップとレジスターの説明のセクションを参照してください。