インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 11/12/2021
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ドキュメント目次

16.5.2.2.1.1. カードタイプがSDIOコンボの場合、または初期化中である場合

SDIOのカードタイプがコンボの場合、もしくは前出のIO_SEND_OP_CONDコマンドからの応答を受信していない場合にのみこの内容を行います。それ以外の場合は、接続されているカードタイプの識別のセクションのステップ5に進みます。

  1. SD/SDIO SEND_IF_COND (CMD8) コマンドを次の引数で送信します。
    • ビット [31:12] = 0x0 (予約済みビット)
    • ビット [11:8] = 0x1 (電源電圧値)
    • ビット [7:0] = 0xAA (SDIO Simplified Specification Version 2.00以降に準拠するSDメモリーカードで推奨される確認パターン)

    SD Associationのウェブサイトで説明されているSDIO Simplified Specification Version 2.00を参照してください。

    • 上のSEND_IF_CONDコマンドに対する応答を受信している場合、カードは、SD Specifications, Part 1, Physical Layer Simplified Specification Version 2.00に準拠するSD High-Capacityをサポートしています。
    • 応答を受信していない場合は、次の決定ステートメントに進みます。
  2. SD_SEND_OP_COND (ACMD41) コマンドを次の引数で送信します。
    • ビット [31] = 0x0 (予約済みビット)
    • ビット [30] = 0x1 (High Capacityステータス)
    • ビット [29:25] = 0x0 (予約済みビット)
    • ビット [24] = 0x1 (S18R ‑‑ 1.8Vの電圧切り替えをサポート)
    • ビット [23:0] = サポートされる電圧範囲
    • 上のSD_SEND_OP_CONDコマンドで応答を受信している場合、カードのタイプはSDHCです。それ以外の場合は、カードはMMCまたはCE-ATAです。いずれの場合も、以降のステップをスキップし、「接続されているカードタイプの識別」のセクションのステップ5に進みます。
    • 最初のSEND_IF_CONDコマンドで応答を受信していない場合、カードはHigh Capacity SD2.0をサポートしていません。その場合はステップ3に進みます。
  3. 次に、GO_IDLE_STATEコマンドを発行し、その後、SD_SEND_OP_CONDコマンドを次の引数で発行します。
    • ビット [31] = 0x0 (予約済みビット)
    • ビット [30] = 0x0 (High Capacityステータス)
    • ビット [29:24] = 0x0 (予約済みビット)
    • ビット [23:0] = サポートされる電圧範囲

    上のSD_SEND_OP_CONDコマンドに対して応答を受信している場合、カードはSDタイプです。それ以外の場合は、カードはMMCまたはCE-ATAです。

    注:
    最初のSD_SEND_OP_CONDコマンドの前にSEND_IF_CONDコマンドを発行し、High Capacity SDメモリーカードを初期化する必要があります。次のいずれかの条件に該当する場合、カードは、SD_SEND_OP_CONDコマンドに対する応答としてビジーを返します。
    • カードが内部初期化プロセスを実行している。
    • SD_SEND_OP_CONDコマンドの前にSEND_IF_CONDコマンドが発行されていない。
    • ACMD41コマンドが発行されている。大容量SDカードの場合、コマンド引数では、Host Capacity Support (HCS) ビットが0に設定されます。