インテル® Agilex™ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/25/2020
Public

このドキュメントの新しいバージョンが利用できます。お客様は次のことを行ってください。 こちらをクリック 最新バージョンに移行する。

ドキュメント目次

B.6.4.3. パワーオンリセット時のXIPモード

一部のフラッシュ・デバイスでは、不揮発性コンフィグレーション設定としてXIPを有効にできるため、パワーオンリセット (POR) 時にソフトウェアの介入なしでフラッシュ・デバイスをXIPモードにすることが可能です。XIPが有効になっているフラッシュ・デバイスには、XIP読み出し動作でのみアクセスすることができるため、ソフトウェアでは、POR時にフラッシュのステータスレジスター読み出しを介してXIPの状態を検出することができません。デバイスがPOR時にXIPモードに入ることが分かっている場合は、初期のブート・ソフトウェアでmodebitレジスターをコンフィグレーションし、cfgレジスターのenterxipimmビットを1に設定します。

デバイスがPOR時にXIPモードに入るか入らないかが事前に分からない場合は、初期のブート・ソフトウェアで、flashcmdレジスターを介してXIPモード終了コマンドを発行し、その後、「XIPモードの開始」の章で説明されているステップを行います。XIPモードの開始と終了はデバイスによって異なるため、ソフトウェアでは、デバイスのモードビット要件を認識している必要があります。