インテル® Agilex™ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/25/2020
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ドキュメント目次

10.4.4.4. メモリーのテスト

メモリーの診断テストはすべて、レジスター・スレーブ・インターフェイスを介して実行することができます。さらに、ペリフェラル・スレーブ・インターフェイスを介してDMAをテストすることも可能です。ECC診断は、ECCレジスター・インターフェイスがリセットを脱してアイドル状態にある場合、またはペリフェラルがリセットに入っている場合に実行することができます。

ECC RAMを備えるペリフェラルにはそれぞれ、個別のリセット制御ビットが2つあります。1つのビットはペリフェラル・リセットを制御し、もう1つのビットはペリフェラルのECCレジスター・インターフェイス・リセットを制御します。

間接的にアドレス指定が可能なペリフェラル・メモリーのECC診断は、機能モードでペリフェラルを動作させる前に実行することが推奨されます。診断は、ペリフェラルのECCレジスター・インターフェイスがリセットを終了してアイドル状態の場合、またはペリフェラル自体がリセットに入っている場合にのみ実行することができます。ペリフェラルのECCレジスター・インターフェイスは、次の場合にリセットを終了してアイドル状態になります。
  • リセット・マネージャーのper0modrstレジスターで、ペリフェラルの*ocpビットがクリアされている場合
  • ペリフェラルのECCレジスターセットのCTRLレジスターで、ECC_ENビットがクリアされている場合

ECC診断が完了すると、ソフトウェアでは、ECCレジスター・インターフェイスが依然としてリセットに入っている場合はリセットを解除し、ECCレジスターをコンフィグレーションすることができます。