インテル® Agilex™ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

ID 683567
日付 1/25/2020
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ドキュメント目次

3.5.4.3. 命令キャッシュとデータキャッシュの初期化

システムで使用する各実行レベル (EL) に対し、次の手順を行います。
  1. CPU Extended Control Register (CPUTECTR) のSMPENビットを設定し、データの一貫性を有効にします。
  2. System Control Registers (SCTLR_ELx) のIビットを設定し、命令キャッシュのエントリーをすべて無効にします。このxは、実行レベルを示しています。
  3. データキャッシュ内のすべてのエントリーを無効にします。
  4. TLBのコンテンツを無効にします。
  5. CPU MMUをコンフィグレーションします。MMUがアクティブではない限り、データキャッシュもまたアクティブになりません。
    1. ページテーブルをコンフィグレーションします。
    2. 各実行レベルにTable Base Register (TTBR) をコンフィグレーションします。
  6. SCTRL_ELxレジスターのMビットを設定し、MMUを有効にします。
  7. SCTRL_ELxレジスターのCビットを設定し、データキャッシュを有効にします。