AN 899: 高速保存によるコンパイル時間の短縮

ID 683493
日付 11/06/2019
Public
ドキュメント目次

1.5.5. ステップ5: 高速保存結果の表示

次の手順に従い、Fast Preserveのコンパイルで短縮した時間を表示します。Fast Preserveを有効にすると、コンパイラーは、インポートされたパーティションのロジックをインターフェイス・ロジックのみに省略するため、そのパーティションに必要なコンパイル時間が大幅に短縮されます。
  1. Compilation Reportでコンパイル時間を確認するには、Flow Elapsed Timeレポートをクリックします。このレポートは、コンパイラーの各モジュールで短縮された時間を示します。
    図 21. コンパイル時間の比較
  2. Synthesisフォルダー内のDesign Assistant (Elaborated) レポートを表示します。非同期クリアの規則違反はすべて解決されています。
    図 22. デザイン・アシスタントの結果
  3. タイミング・アナライザーの結果を表示するには、Tools > Timing Analyzerをクリックします。
  4. TasksペインのUpdate Timing Netlistをダブルクリックします。
  5. ReportsSlackフォルダーを開きます。
  6. Report Setup Summaryをダブルクリックします。デザインは、セットアップのタイミング要件をすべて満たしています。
    図 23. タイミング解析の結果
このチュートリアルでは、デザインの最適化時にFast Preserveを使用することにより、全体的なコンパイル時間を短縮し、デザインの反復を通して予測可能であり要件を満たす結果を保存できることを示しています。