インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

2.1. エンベデッド・メモリーの種類

Arria 10デバイスには、2 種類のメモリーブロックが含まれています。

  • 20 Kb M20Kブロック—専用メモリーリソースのブロックです。M20Kブロックは多数の独立したポートを提供しており、大規模なメモリーアレイに最適です。
  • 640 ビット・メモリー・ロジック・アレイ・ブロック (MLAB)—兼用ロジック・アレイ・ブロック (LAB) からコンフィグレーションされるエンハンスト・メモリー・ブロックで、幅が広くて深度の浅いメモリーアレイに最適です。MLAB はデジタル信号処理 (DSP) アプリケーション、幅が広く深度の浅い FIFO バッファー、およびフィルターの遅延ラインに使用するシフトレジスターの実装に最適化されています。各 MLAB は 10 個のアダプティブ・ロジック・モジュール (ALM) から構成されています。Arria 10デバイスでは、これらの ALM を、10 個の32×2ブロックとしてコンフィグレーションし、MLAB ごとに 1 つの32×20シンプル・デュアルポート SRAM ブロックを提供することが可能です。