インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

5.5.3.3. プログラマブル IOE 遅延

プログラマブル IOE 遅延をアクティブ化すると、ゼロ・ホールド・タイムを確実にし、セットアップ・タイムを最小限に抑え、またClock-to-Outputタイムを延長することができます。この機能は、バスの信号間の不確実性を最小限に抑えるため、タイミングマージンの読み取りおよび書き込みに役立ちます。

各ピンは、ピンから入力レジスターへの異なる入力遅延、あるいは出力レジスターから出力ピンへの遅延値を有することができ、これによりデバイスに入る、またはデバイスを出るバス内の信号が同じ遅延を有することを保障します。

  • 出力およびOEパスには、50 ps のインクリメンタル遅延と 800 ps の最大遅延を有する出力およびOE遅延があります。
  • 入力パスには、50 ps のインクリメンタル遅延と 3.2 ns の最大遅延を有する 2 つの入力遅延チェーンがあります。

プログラマブル IOE 遅延仕様についての詳細は、デバイス・データシートを参照してください。