インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

4.2.7. プログラマブル・デューティー・サイクル

プログラマブル・デューティー・サイクル機能は、I/O PLL が可変デューティー・サイクルでクロック出力を生成することを可能にします。この機能は、I/O PLL ポスト・スケール・カウンターのCでのみサポートされます。fPLL はプログラマブル・デューティー・サイクル機能をサポートせず、50% に固定されたデューティー・サイクルのみ有します。

I/O PLL のCカウンター値は、デューティー・サイクルの精度を決定します。精度はポスト・スケール・カウンター値で除算した 50% です。例えば、C0カウンターが 10 の場合、5%~90% のデューティー・サイクル・オプションには 5% のステップが可能です。また、I/O PLL が外部フィードバック・モードの場合、fbinピンをドライブするカウンターのデューティー・サイクルを 50% に設定します。

Quartus® Primeソフトウェアは、IP コアに入力されるユーザーが必要とするデューティー・サイクルに合わせて VCO 周波数を自動的に調整します。

プログラマブル・デューティー・サイクルをプログラマブル位相シフトと組み合わせることで、オーバーラップのない正確なクロックを生成できます。