インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

5.5.4. Arria® 10 デバイスにおけるオンチップ I/O 終端

シリアル (RS) 及びパラレル (RT) OCTは、I/O インピーダンス・マッチングと終端機能を提供します。OCT は、信号品質の維持、ボードスペースの節約、外部コンポーネント・コストの削減を実現します。

Arria® 10 デバイスは、すべての FPGA および HPS の I/O バンクで OCT をサポートします。3 Vおよび HPS I/O では、I/O はキャリブレーションなしの OCT のみをサポートします。

図 84. シングルエンド終端 (RSとRT)次の図は、 Arria® 10 デバイスでサポートされるシングルエンド終端方法を表しています。RT1と RT2はダイナミック・パラレル終端であり、デバイスが受信中の場合にのみイネーブルされます。双方向アプリケーションでは、RT1と RT2は、デバイスが受信中のときに自動的にオンになり、デバイスがドライブ中のときはオフになります。


表 53.   Arria® 10 デバイスでサポートされる OCT 手法
入力 / 出力 OCT 手法 サポートする I/O タイプ
LVDS I/O 3 V I/O HPS I/O
出力 キャリブレーションありの RS OCT 可能
キャリブレーションなしの RS OCT 可能 可能 可能
入力 キャリブレーションありの RT OCT 可能
RD OCT (LVDS I/O 規格のみ ) 可能
双方向 ダイナミック RSおよび RT OCT 可能 可能 可能