インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

2.11. メモリーブロック誤り訂正コードのサポート8.2.1. メモリーブロック誤り訂正コードのサポート

ECCにより、メモリーの出力時にデータのエラーを検出し、訂正することができます。ECCは32 ビット・ワードでシングルエラー訂正 、ダブル隣接エラー訂正、およびトリプル隣接エラー検出を実行できます。ただし、ECCは4つ以上のエラーを検出することはできません。

x32幅シンプル・デュアルポート・モードでは、M20KブロックはECCのビルトインのサポートを有します。

  • ECCが使用されている場合、M20KはECCシンプル・デュアルポート・モード以外よりも動作が遅くなります。ただし、出力デコーダーの前にオプショナルのECCパイプライン・レジスターをイネーブルすることで、1サイクルのレイテンシーを犠牲にし、パイプラインECCモード以外と比較してより高いパフォーマンスを実現できます。
  • M20KのECCステータスは、e (エラー) とue (訂正不可能なエラー) の 2つのECCステータスフラグ信号を用いて伝達されます。これらのステータスフラグは、メモリーブロックからの標準の出力の一部です。ECCを使用する際には、ECCステータスフラグが2つのパリティービットと置き換わるため、これらのビットにはアクセスできません。