インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
Public
ドキュメント目次

1.1.4. LAB コントロール信号

各 LAB には、ALM にコントロール信号を駆動するための専用ロジックが内臓されており、2 つの固有のクロックソースと 3 つのクロックイネーブル信号があります。

LAB コントロール・ブロックは、2 つのクロックソースと 3 つのクロックイネーブル信号を使用して、最大 3 つのクロックを生成します。各クロックとクロックイネーブル信号はリンクされています。

クロックイネーブル信号がディアサートされると、対応する LAB ワイドのクロック信号はオフになります。

LAB ロウクロック [5..0] と LAB ローカル・インターコネクトは、LAB ワイドのコントロール信号を生成します。MultiTrack インターコネクトの固有の低スキューは、データの他にクロックとコントロール信号の分配もできます。MultiTrack インターコネクトは、デザインブロック間およびデザインブロック内の接続に使用される長さと速度が異なる最適性能の連続配線ラインで構成されています。

クリアーおよびプリセット・ロジック・コントロール

レジスターのクリアー信号のロジックは、LAB ワイド信号で制御されます。ALM は非同期のクリアー機能を直接サポートします。レジスタープリセットはNOT-gate push-backロジックとして Quartus® Primeソフトウェアに実装されています。各 LAB は最大 2 つのクリアーをサポートします。

Arria 10デバイスは、デバイス内のすべてのレジスターをリセットするデバイスワイドのリセットピン (DEV_CLRn) を提供します。DEV_CLRnピンはコンパイル前に Quartus® Primeソフトウェアでイネーブルできます。このデバイスワイドのリセット信号は、他のすべてのコントロール信号よりも優先されます。

図 5.  Arria® 10デバイスの LAB ワイド・コントロール信号次の図は、LAB 内のクロックソースとクロックイネーブル信号を示しています。