インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

8.2.2.3. 階層的タグ付け

階層的タグ付けとは、デザイン各部を影響の度合い (センシティビティー) で区分けするプロセスのことを指します。

Quartus® Primeソフトウェアを使用してデザイン・パーティションを作成することにより、階層的タグ付けを行い、次に、そのパーティションにASD (Advanced SEU Detection) 領域のパラメーターを割り当てます。このパラメーター0から15までの値に設定可能であり、デザイン各部にシステムの対応を16段階で区分することができます。

デザイン階層のセンシティビティー・プロセッシングは、Sensitivity Map Header ファイル (.smh) の内容に依存します。このファイルは、FPGA のロジックデザインのどの部分が CRAM ビット反転にセンシティブであるかを決定します。.smhファイルからセンシティビティー情報を使用して、正しい ( 悪影響が最も少ない ) リカバリーシーケンスを決定することができます。

機能が有効に発揮する.smhを生成するには、階層的タグ付けの手順を使用して機能ロジックビューからデザインへのセンシティビティーを指定する必要があります。