インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

9.5. IEEE Std. 1149.1 バウンダリー・スキャン・テストのガイドライン

IEEE Std. 1149.1デバイスで BST を実行するには、次のガイドラインを考慮します。

  • SHIFT_IR 状態の最初のクロックサイクルの間に「10...」パターンがTDOピンから命令レジスターにシフトアウトされなければ、TAP コントローラーが適切な状態に達しません。次のの手順のいずれかを行い、この問題を解決します。
    • TAP コントローラーが適切に SHIFT_IR 状態に入ったことを確認します。TAP コントローラーを SHIFT_IR 状態に進めるには、RESET状態に戻り、 01100 コードをTMSピンに送ります。
    • デバイスのVCCGNDJTAGならびに専用コンフィグレーション・ピンとの接続を確認します。
  • 最初のEXTESTテストサイクルの前に SAMPLE/PRELOAD テストサイクルを実行し、EXTESTモードに入る時点でデバイスピンに既知のデータを存在させます。OEJアップデート・レジスターに 0 が入っていれば、OUTJアップデート・レジスターのデータが出力駆動されます。システムの他のデバイスとの衝突を避けるために、状態が既知で正しいものである必要があります。
  • イン・サーキット・リコンフィグレーション中のEXTESTはサポートされないため、イン・サーキット・リコンフィグレーション中にEXTESTテストを行わないでください。テストを実行するにはコンフィグレーションの完了を待つか、コンフィグレーションを中断するために CONFIG_IO 命令を発行します。
  • コンフィグレーション後には、差動ピンペアのいずれのピンもテストすることができません。コンフィグレーション後に BST を実行するには、これらの差動ピンペアに対応する BSC グループを内部セルとして編集、再定義します。