インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

2.2.4. ガイドライン : パワーアップ状態およびメモリーの初期化

初期パワーアップ値を評価するロジックをデザインしている場合、次の表にリストしているように、異なるタイプのメモリーブロックのパワーアップ状態を考慮します。

表 4.  エンベデッド・メモリー・ブロックの初期パワーアップ値
メモリータイプ 出力レジスター パワーアップ値
MLAB Used ゼロ ( クリアー )
Bypassed メモリー内容の読み取り
M20K Used ゼロ ( クリアー )
Bypassed ゼロ ( クリアー )

デフォルトでは、.mifを指定しない限り、 Quartus® PrimeソフトウェアはArria 10デバイスの RAM セルをデフォルトで 0 ( ゼロ ) に初期化します。

すべてのメモリーブロックは.mifによる初期化をサポートします。デザインでメモリーをインスタンス化する際、 Quartus® Primeソフトウェアで.mifファイルを生成し、RAM IP コアでそれらの使用を指定することができます。メモリーが事前に初期化される ( 例えば .mifを使用する ) 場合でも、出力がクリアーされた状態でパワーアップします。