インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

5.6.4. Arria® 10 デバイスの差動レシーバー

レシーバーは、トランスミッターとレシーバーで共有することができる差動バッファーと I/O PLL、DPA ブロック、シンクロナイザー、データ・リアライメント・ブロック、およびデシリアライザーを有します。差動バッファーは LVDS、mini-LVDS、および RSDS 信号レベルを受信することができます。また、レシーバーピンの I/O 規格は、 Quartus® Primeソフトウェア Assignment Editor で LVDS、mini-LVDS、または RSDS にスタティックに設定することができます。

注: LVDS チャネルをドライブするには、整数 PLL モードの PLL を使用する必要があります。
表 63.  差動レシーバーの専用回路および機能
専用回路 / 機能 概要
差動 I/O バッファー LVDS、mini-LVDS、および RSDS をサポート
SERDES 最大10 ビット幅のデシリアライザー
PLL ( フェーズ・ロック・ループ ) データ・シンクロナイザーのためにクロックの異なる位相を生成
データ・リアラインメント ( ビットスリップ ) ビット・レイテンシーをシリアルデータに挿入
DPA シリアルデータの位相に最も近い位相を選択
シンクロナイザー (FIFO バッファー ) データとレシーバーの入力リファレンス・クロック間における位相差を補償
スキュー調整 マニュアル
オンチップ終端 (OCT) LVDS I/O 規格で100 Ω