インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

2.2.1. メモリーブロックの選択の検討事項

Quartus® Primeソフトウェアは、デザインの速度とサイズの制約に基づいて、ユーザー定義のメモリーを自動的にメモリーブロック内に分割します。例えば、 Quartus® Primeソフトウェアは、デザインの性能を向上させるためにメモリーを複数の使用可能なメモリーブロックに分割します。

メモリーを手動で特定のブロックサイズに割り当てるには、Parameter Editor の RAM IP コアを使用します。

MLAB では、 Quartus® Primeソフトウェアのエミュレーションを介してシングルポート SRAM を実装することができます。エミュレーションの実行により、追加で使用するロジックリソースが最小限に抑えられます。

MLAB は兼用アーキテクチャーであるため、ブロック内ではデータ入力レジスター、出力レジスター、および書き込みアドレスレジスターのみが使用可能です。なお、MLAB は ALM から読み取りアドレスジスターを取得します。

注: Arria 10デバイスでは、Resource Property Editor と TimeQuest タイミング・アナライザーが M20K ブロックの位置をEC_X<number>_Y<number>_N<number> として通知しますが、実際に割り当てられる位置はM20K_X<number>_Y<number>_N<number> です。Embedded Cell (EC) は、M20K ブロックのサブロケーションです。