インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

4.1.6. クロック・パワーダウン

GCLK クロック・ネットワークと RCLK クロック・ネットワークは、スタティックおよびダイナミックの両アプローチでパワーダウンすることができます。

クロック・ネットワークがパワーダウンされると、クロック・ネットワークによって供給されるすべてのロジックは、デバイスの全消費電力を低減してオフ状態になります。未使用の GCLK、RCLK および PCLK ネットワークは、 Quartus® Primeソフトウェアで生成されるコンフィグレーション・ファイル (.sofまたは.pof) のコンフィグレーション・ビット設定を介して、自動的にパワーダウンされます。

ダイナミック・クロック・イネーブルまたはディスエーブル機能により、GCLK および RCLK ネットワーク上で内部ロジックがパワーアップあるいはパワーダウンを同期的に制御することが可能になります。この機能は PLL から独立しており、クロック・ネットワークに直接適用されます。

注: 動的に PLL を駆動する GCLK または RCLK ネットワークをイネーブルまたはディスエーブルすることはできません。コア周波数が高いとき、動的に大きなクロックをゲートするチップ性能に影響を与えることができます。