インテル® Arria® 10 コア・ファブリックおよび汎用 I/O ハンドブック

ID 683461
日付 6/21/2017
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ドキュメント目次

10.4.2.1.2. MD[1:0] が 2'b11 ではない場合のコア・アクセス・モードでの電圧センサーへのアクセス

下のタイミング図は、MD[1:0] が 2'b11 ではない場合に、コア・アクセス・モードで電圧センサーへアクセスするための IP コアの要件を示しています。

図 180. MD[1:0] が 2'b11 ではない場合のタイミング図


  1. corectl信号を Low から High へ遷移させることで、コア・アクセス・モードをイネーブルします。
    ステップ 2 に進む前に、最短 2 クロックパルス待機します。
  2. reset信号をディアサートすることで、電圧センサーのリセット状態を解除します。
    ステップ 3 に進む前に、最短 2 クロックパルス待機します。
  3. コンフィグレーション・レジスターへの書き込みと、8 クロックサイクルのcoreconfig信号のアサートにより、電圧センサーをコンフィグレーションします。コア・アクセス・モードのコンフィグレーション・レジスターは 8 ビット幅で、コンフィグレーション・データはコンフィグレーション・レジスター内にシリアルにシフトインされます。
  4. coreconfig信号が Low になり、コンフィグレーション・レジスターで定義されたコンフィグレーションに基づいた変換の開始を示します。
  5. eoceosステータス信号をポーリングして、MD[1:0] で定義された最初のチャネルへの変換が完了したかを確認します。eoc信号の立ち下がりエッジでdataout[5:0]信号の出力データをラッチします。
  6. eoceosステータス信号をポーリングして、MD[1:0] で定義された後続のチャネルへの変換が完了したかを確認します。eoc信号の立ち下がりエッジでdataout[5:0]信号の出力データをラッチします。
  7. eos信号がアサートされるまでステップ 6 を繰り返し、MD[1:0] で定義されたチャネルで 1 サイクルの変換が完了したことを示します。
    1. 電圧センサーが最後のチャネルの変換を完了すると、eoceos信号の両方が同じクロックサイクルでアサートされます。
    2. コンフィグレーション・レジスターへの書き込みによる電圧センサーの動作の中断は、eos信号の 1 サイクルが完了した後でのみ可能です。
  8. シーケンスが完了した後にcorectl信号とreset信号が変化しない状態の場合、変換はcorectlが 0 になりresetが 1 になるまで同じシーケンスを繰り返します。その他のシーケンスを測定する必要がある場合は、ステップ 2 からステップ 7 を繰り返してください。