AN 796: Cyclone® Vおよび Arria® V SoCデバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683360
日付 7/27/2020
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ドキュメント目次

3.7. IPのデバッグツール

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアには、FPGAのハードウェア・デザインで使用される、多くのIPおよびシステムレベルのデバッグツールが含まれています。

次のツールは、組み込みシステムにおいて、システムおよびIPのデバッグに一般的に使用されます。
  • Signal Tap - FPGAリソースから構築されるオンチップ・ロジック・アナライザー
  • バス機能モデル
    • Avalon-MM v2プロトコル
    • AXI* v3プロトコル
  • システムコンソール - サービスベースのAPIで、ソフトロジックの制御、およびFPGAとの間でのデータ移動に使用される
各デバッグツールは、ハードウェア・デザインのさまざまな段階で導入されます。一般的なハードウェアのデザインフローでは、開発者は次の検証手順概要に従います。
  1. RTLでのIPの作成
  2. IPのテストベンチとBFMでの検証
  3. スティミュラスをメモリーマップドまたはストリーミング・インターフェイスに駆動するシステムコンソールを使用したIPのシリコンテスト
  4. HPSのプロセッサーで実行される低レベルのソフトウェアを使用したIPのシリコンテスト

Signal Tapおよびシステムコンソールでは、FPGA JTAGインターフェイスを使用してデータを通信している場合は、それらを同時に使用することができます。例えば、Signal Tapでトリガー条件を計測し、システムコンソールによって制御されるJTAG-to-AvalonブリッジIPを介してトリガー条件を発生させることが可能です。これらのツールは、JTAGを介して通信するHPSツールと同時に使用することもできます。

Cyclone® V/ Arria® V SoCデバイスには、2つのJTAGインターフェイスがあります。最初のインターフェイスはデバイスのFPGA側に接続され、もう一方のインターフェイスはHPSのデバッグ・アクセス・ポート (DAP) に接続されます。