1.1. Arria 10デバイスの大きな強み
1.2. Arria 10の機能についての概要
1.3. Arria 10デバイスのバリアントおよびパッケージ
1.4. Arria 10デバイスの I/O バーティカル・マイグレーション
1.5. アダプティブ・ロジック・モジュール
1.6. 可変精度 DSP ブロック
1.7. エンベデッド・メモリー・ブロック
1.8. クロック・ネットワークと PLL クロックソース
1.9. FPGA 汎用 I/O
1.10. 外部メモリー・インターフェイス
1.11. PCIe Gen1、Gen2 と Gen3 ハード IP
1.12. Interlaken ならびに 10 Gbps イーサネット向けエンハンスト PCS ハード IP
1.13. 低消費電力シリアル・トランシーバー
1.14. ハード・プロセッサー・システムを備える SoC
1.15. ダイナミックおよびパーシャル・リコンフィグレーション
1.16. エンハンスト・コンフィグレーションとプロトコル経由のコンフィグレーション
1.17. SEUエラーの検出と修正
1.18. 消費電力マネジメント
1.19. インクリメンタル・コンパイル
1.20. 改訂履歴
1.17. SEUエラーの検出と修正
Arria 10デバイスは、堅牢で使いやすい SEU(Single Event Upset)エラー検出ならびに訂正回路を提供します。
検出と訂正の回路には、コンフィグレーション RAM (CRAM) プログラミング・ビットとユーザーメモリーの保護が含まれます。CRAM は、連続的に動作する CRC エラー検出回路で保護されています。この回路には統合された ECC が装備されており、ECC は 1 ビットまたは 2 ビットのエラーを自動的に訂正し、それを超える複数ビットのエラーも検出します。エラーが 2 つ以上発生した場合、コア・プログラミング・ファイルのリロードにより訂正が実行され、FPGA が動作を継続する間、デザインが完全にリフレッシュされます。
Arria 10 CRAM アレイの物理的なレイアウトは、大部分の MBU(multi-bit upset)が内蔵の CRAM ECC 回路によって自動的に訂正される個別の1 ビットまたは2 ビット・エラーとして発生するように最適化されています。CRAM 保護に加えて、M20K メモリー・ブロックもエラー検出と訂正のために内蔵の ECC 回路を含み、レイアウトが最適化されています。MLAB は ECC を備えていません。