1.2.1. 操作コマンド
コマンド | コード (Hex) | コマンド長 1 | 応答長1 | 説明 | |||
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NOOP | 0 | 0 | 0 | OKステータス応答を送信します。 | |||
GET_IDCODE | 10 | 0 | 1 | 応答には、デバイスのJTAG IDCODEである引数が1つ含まれています。 | |||
GET_CHIPID | 12 | 0 | 2 | 応答には64ビットのCHIPID値が含まれており、最下位ワードが先頭にあります。 | |||
GET_USERCODE | 13 | 0 | 1 | 応答には、コンフィギュレーション・ビットストリームによってデバイスに提供される32ビットのJTAG USERCODEである引数が1つ含まれています。 | |||
GET_VOLTAGE | 18 | 1 | 1 | コマンドは、どのチャネルを読み取るかのビットマスクである単一の引数を持ちます。ビット0はチャネル0を読み取るように設定され、ビット1はチャネル1を読み取るように設定されます。 応答には、ビットマスクに設定されたビットごとにワード引数が1つ含まれています。それぞれの戻り値は32ビット値です。返される電圧は、2進小数点以下の16ビットの符号なし固定小数点数です。 例えば、0.75 Vの電圧は0x0000C000を返します。 |
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GET_TEMPERATURE | 19 | 1 | 1 | コマンドは、どの温度センサーを読み取るかを示すビットマスクである単一の引数を持ちます。 応答には要求されたチャネル温度ごとにワードが1つ含まれています2。返される温度は、2進小数点以下の8ビットの符号付き固定値です。
例えば、温度が10 °Cの場合は0x00000A00が返され、温度がマイナス1.5 °Cの場合は0xFFFFFE80が返されます。 |
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RSU_IMAGE_UPDATE | 5C | 2 | 0 | 初期コンフィグレーションに向けてMSEL設定で選択されたデータソースからリコンフィグレーションをトリガーします。 このコマンドは、フラッシュ内のリコンフィグレーション・データ・アドレスを指定するための64ビットのオプションの引数を取ります。引数が指定されていない場合、その値は0とみなされます。
デバイスがすでにコンフィグレーションを処理している場合は、ゼロ以外の応答を返します。
注: このコマンドを使用し、コンフィグレーション中および終了後のコンフィグレーション状態を確認することができます。
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CONFIG_STATUS | 4 | 0 | 6 | 最後のリコンフィグレーションの状態を報告します。このコマンドを使用し、コンフィグレーション中および終了後のコンフィグレーション状態を確認することができます。応答には以下が含まれます。 |
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ワード | 概要 | 説明 | |||||
0 | 状態 | 最新のコンフィグレーションに関連するエラーを示します。コンフィグレーション・エラーがない場合は0になります。
エラーフィールドには2つのフィールドがあります。
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主要なエラーコード | 説明 | ||||||
0xF001 | BITSTREAM_ERROR | ||||||
0xF002 | HARDWARE_ACCESS_FAILURE | ||||||
0xF003 | BITSTREAM_CORRUPTION | ||||||
0xF004 | INTERNAL_ERROR | ||||||
0xF005 | DEVICE_ERROR | ||||||
0xF006 | HPS_WATCHDOG_TIMEOUT | ||||||
0xF007 | INTERNAL_UNKNOWN_ERROR | ||||||
1 | バージョン | このバージョンに対しては0です。 | |||||
2 | ピンの状態 |
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3 | ソフト機能の状態 | SDMピンに機能が割り当てられているかどうかにかかわらず、各ソフト機能の値を含みます。
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4 | エラー位置 | エラーの位置を含みます。エラーがなければ0を返します。 | |||||
5 | エラー詳細 | エラーの詳細を含みます。エラーがなければ0を返します。 | |||||
RSU_STATUS | 5B | 0 | 8 | 現在のリモート・システム・アップグレードの状態を報告します。このコマンドは次の応答を返します。 | |||
ワード | 概要 | 説明 | |||||
0-1 | 現在のイメージ | 現在実行中のアプリケーション・イメージのフラッシュオフセットです。 | |||||
2-3 | 最後に失敗したイメージ | 最後に失敗したアプリケーション・イメージのフラッシュオフセットです。値がすべて1であれば、失敗したイメージがないことを示します。失敗したイメージがない場合、続くワードに意味のあるデータは含まれていません。 | |||||
4 | 状態 | 最後に失敗したイメージの失敗コードです。
エラーフィールドには2つの部分があります。
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主要なエラーコード | 説明 | ||||||
0xF001 | BITSTREAM_ERROR | ||||||
0xF002 | HARDWARE_ACCESS_FAILURE | ||||||
0xF003 | BITSTREAM_CORRUPTION | ||||||
0xF004 | INTERNAL_ERROR | ||||||
0xF005 | DEVICE_ERROR | ||||||
0xF006 | HPS_WATCHDOG_TIMEOUT | ||||||
0xF007 | INTERNAL_UNKNOWN_ERROR | ||||||
5 | バージョン | その機能がSDMピンにあるかどうかにかかわらず、各ソフト機能の値を含みます。 | |||||
6 | エラー位置 | 最後に失敗したイメージのエラー位置を含みます。エラーがなければ0を返します。 | |||||
7 | エラー詳細 | 最後に失敗したイメージのエラーの詳細を含みます。エラーがなければ0を返します。 | |||||
QSPI_OPEN | 32 | 0 | 1 | クワッドシリアル・ペリフェラル・インターフェイス (QSPI) への排他的なアクセスを要求します。SDMが要求を受け入れると (QSPIがまだ使用されていない場合、またはSDMがデバイスのコンフィグレーション処理中でない場合)、OK応答を返します。それ以外の場合はエラー応答を返します。
注: 排他的アクセスは、このメールボックスを使用しているクライアントにのみ許可されます。他のクライアントは、このクライアントによってQSPIが閉じられるまでQSPIにアクセスできません。
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QSPI_CLOSE | 33 | 0 | 1 | QSPIインターフェイスへの排他的アクセスを閉じます。 | |||
QSPI_SET_CS | 34 | 1 | 1 | チップ・セレクト・ラインを介し接続されているQSPIデバイスを選択します。次のように1ワードの引数を取ります。
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QSPI_READ | 3A | 2 | N | 接続されているQSPIデバイスを読み出し、次の2つのパラメーターを取ります。
応答が成功すると、OK応答コードとそれに続いてQSPIデバイスから読み出されたデータが返されます。失敗応答は次のいずれかです。
注: 最大転送サイズは4Kバイトに制限されており、コンフィグレーションの進行中にこのコマンドを呼び出すことはできません。
例: ワード・アライメントされていないアドレスが送信された場合、FPGAデバイスはエラーコードの0x1を返します。 |
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QSPI_WRITE | 39 | 2+N | 0 | 接続されているQSPIデバイスにデータを書き込み、次の3つのパラメーターを取ります。
書き込みが成功するとOK応答コードを返します。 このコマンドを発行する前に、クライアントはQSPI_ERASEコマンドを発行し、書き込みメモリーを準備する必要がある場合があります。
注: 最大転送サイズは4Kバイトに制限されており、コンフィグレーションの進行中にこのコマンドを呼び出すことはできません。
例: ワード・アライメントされていない読み取りアドレスが送信された場合、FPGAデバイスはエラーコードの0x3FFを返します。 |
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QSPI_ERASE | 38 | 2 | 0 | 接続されているQSPIデバイスのセクターを消去し、次の2つのパラメーターを取ります。
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QSPI_READ_DEVICE_REG | 35 | 2 | N | 接続されているQSPIデバイスからレジスターを読み取り、次の2つのパラメーターを取ります。
読み出しが成功すると、OK応答とそれに続いてデバイスから読み出されたデータが返されます。データが正確に4バイトの倍数ではない場合、次のワード境界まで0バイトでパディングされます。 |
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QSPI_WRITE_DEVICE_REG | 36 | 2+N | 0 | 接続されているQSPIのレジスターに書き込み、次の3つのパラメーターを取ります。
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QSPI_SEND_DEVICE_OP | 37 | 1 | 0 | QSPIにコマンドオペコードを送信し、1つの引数を取ります。
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