1.2. インテルPAC N3000について
インテルPAC N3000のイネーブルには、6つの主要なファームウェア・コンポーネントを使用します。インテルでは、インテルPAC N3000用のソフトウェア・パッケージも提供しています。 インテルでは、これらのファームウェア・コンポーネントのうち5つを作成および保守しますが、N3000で実行するユーザーイメージまたはアプリケーションに固有のものではありません。これらのファームウェア・コンポーネントにより、ボード管理制御とファクトリー・イメージおよびインターフェイス・コンフィグレーション (PCIeおよびイーサネット) を管理します。
インテルPAC N3000では、ユーザーイメージをサポートします。オンボード1Gbフラッシュのリモート・システム・アップデート（RSU） 対応ページ (ページ1) には、ユーザーイメージが格納されます。同じ1GbフラッシュのRSU非対応ページ (ページ0) には、フェイル・オーバー・ファクトリー・イメージが格納されます。
インテルでは、次のすべてのインテルPAC N3000コンポーネント (すべてのアップデートを含む) を開発および所有しています。ただし、 インテル® Arria® 10フラッシュページ1のユーザーイメージは除きます。
- インテル® MAX® 10 Niosフラッシュ。
- 固定コンフィグレーション。
- RSU対応。
- インテルによるバイナリーイメージのロード。
- PCIeソフトウェア。
- インテルによるバイナリーイメージのフラッシュ。
- PCIeコンフィグレーション向け固定コンフィグレーション。
- RSU非対応。
- インテルC827リタイマー。
- インテルによるバイナリーEEPROMのフラッシュ。
- インテル® MAX® 10を介した インテル® Arria® 10ソフトNiosプロセッサーによる電源投入時のコンフィグレーション初期化。
- トランシーバー向け固定コンフィグレーション。
- 暗号化。
- インテルXL710。
- インテルによるバイナリーイメージのフラッシュ。
- トランシーバー向け固定コンフィグレーション。
- RSU対応。
- インテル® Arria® 10 フラッシュ・ファクトリー・イメージ・ページ0。
- インテルによるバイナリーイメージのフラッシュ。
- RSU非対応。
- インテル® Arria® 10フラッシュページ1ユーザーイメージ。
- RSU対応。
- インテルによる、ソフトウェア使用許諾契約に基づくトップレベルのリファレンス・デザインの提供。
- 暗号化された複数のIPブロックをソフトウェア使用許諾契約に基づいて提供。
- プロダクション・イメージとデザインはユーザー所有。