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1.3.2. 外部フラッシュ・インタフェース
EPCデバイスでは、外部FPGAまたはプロセッサからフラッシュ・メモリへのアクセスをサポートします。フラッシュ・メモリの未使用領域は、外部デバイスのコードまたはデータを格納する目的で使用できます。このインタフェースは、リモート・コンフィギュレーション機能を実装するシステム内でも使用できます。各コンフィギュレーション・ページ内のコンフィギュレーション・データは、外部フラッシュ・インタフェースを介して更新でき、システムは新しいFPGAイメージでリコンフィギュレーションできます。このインタフェースもNiosブート・コード、アプリケーション・コード、または両方のコードを格納する場合に役立ちます。
フラッシュ・メモリーのアドレス、データおよびコントロール・ポートは、EPCデバイスのコントローラおよび外部デバイスのピンに内部で接続されます。フラッシュ・インタフェースが利用可能の場合、外部ソースがこれらの外部デバイスのピンを駆動し、フラッシュ・メモリーにアクセスできます。
この外部フラッシュ・インタフェースは、コンフィギュレーション・コントローラ・チップとの共用バス・インタフェースです。コンフィギュレーション・コントローラはプライマリー・バス・マスターです。バス・アービトレーションのサポートがないため、外部デバイスは、コントローラがフラッシュへの内部インタフェースをトライ・ステートにする際のみ、フラッシュ・インタフェースにアクセスできます。コントローラと外部デバイスによる同時アクセスは、競合を起こし、コンフィギュレーションおよびプログラミングの失敗に繋がります。
内部フラッシュ・インタフェースは、外部フラッシュ・インタフェースのピンと直接接続されているため、コントローラのフラッシュ・アクセス・サイクルは外部フラッシュ・インタフェースのピンをトグルします。これらの動作中に、外部デバイスは自身のフラッシュ・インタフェースをトライ・ステートにし、フラッシュ・インタフェース・ピン上の遷移を無視する必要があります。
下記の動作中に、EPCデバイスのコントローラ・チップがフラッシュ・メモリにアクセスします。
- FPGAコンフィギュレーション: フラッシュからコンフィギュレーション・データを読み出す
- JTAGベースのフラッシュ・プログラミング: フラッシュにコンフィギュレーション・データを格納する
- POR時: フラッシュからオプション・ビットを読み出す
これらの動作中、外部FPGAまたはプロセッサは、フラッシュ・メモリへのインタフェースをトライ・ステートにする必要があります。コンフィギュレーションとプログラミング後に、EPCデバイスのコントローラが内部インタフェースをトライ・ステートにし、アイドル状態に入ります。コンフィギュレーション・サイクルを中断し、外部フラッシュ・インタフェースを介してフラッシュにアクセスするためには、外部デバイスがFPGAのnCONFIG入力ピンをlowに保持することができます。nSTATUS-OEラインがlowに保持されることによって、コンフィギュレーション・デバイスがリセット状態に維持し、外部フラッシュ・アクセスを可能にします。