1.3.1.4. 同時コンフィギュレーション
EPCデバイスはPSモードでの複数のFPGA(またはFPGAチェイン)の同時コンフィギュレーションをサポートします。同時コンフィギュレーションとは、EPCデバイスがDATA[n-1..0]ピン(n=1、2、4または8)上で同時にnビットのコンフィギュレーション・データを出力し、そして個々のDATA[ ]ラインが異なるFPGAチェインをシリアルにコンフィギュレーションするということを意味します。この同時シリアル・チェインの数はQuartus IIソフトウェアを通じてユーザーが定義するものであり、1から8までのいずれの数にも設定可能です。例えば、3つの同時チェインの場合、4ビットのPSモードを選択し、最下位のDATAビットをFPGAまたはFPGAチェインに接続します。最上位のDATAビット(DATA[3])を未接続のままにします。同様に、5、6、または7ビットの同時チェインの場合、8ビットのPSモードを選択できます。
図 3. PSモードにおける複数のFPGAの同時コンフィギュレーション(n = 8)
| モード名 | モード(n =)3 | 使用出力 | 未使用出力 |
|---|---|---|---|
| PSモード | 1 | DATA0 | DATA[7..1]がlowに駆動される |
| マルチ・デバイスPS | 2 | DATA[1..0] | DATA[7..2]がlowに駆動される |
| マルチ・デバイスPS | 4 | DATA[3..0] | DATA[7..4]がlowに駆動される |
| マルチ・デバイスPS | 8 | DATA[7..0] | — |
3 各コンフィギュレーション・モードの有効なDATA出力の数です。