インテル® Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: Timing Analyzer

ID 683243
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.2.6.2. 出力制約(set_output_delay)

出力制約は、デザインのすべての出力ポートに対してデバイスからのすべての外部遅延を指定します。
set_output_delay -clock {clock} -clock_fall -rise -max 2 foo

Set Output Delayset_output_delay )制約を使用して、外部出力遅延要件を指定します。 Clock name-clock )を指定して、仮想クロックまたは実際のクロックを参照します。クロックを指定する場合、クロックは出力ポートのラッチクロックを定義します。デバイス内のすべてのクロックが定義されているため、Timing Analyzerは出力データを起動するデバイス内の起動クロックを自動的に決定します。次の図は、仮想クロックを参照する出力遅延の例です。

図 66. 出力遅延図
図 67. 出力遅延計算

デザインがパーティション境界ポートが含まれている場合、出力遅延を割り当てるためにset_ouput_delay-blackboxオプションを使用することができます。 -blackboxオプションは、境界ポートと同じ名前の新しいキーパー・タイミング・ノードを作成します。この新しいノードは、元の境界ポートを介したタイミングパスの伝播を許可し、 set_output_delay制約として機能します。get_keepersコマンドを使用すると、新しいキーパー・タイミング・ノードが表示されます。

remove_output_delay -blackboxを使用してブラックボックス制約を削除できます。