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2.2.8.5.1. デフォルトのマルチサイクル分析
2.2.8.5.2. End Multicycle Setup = 2およびEnd Multicycle Hold = 0
2.2.8.5.3. End Multicycle Setup = 2およびEnd Multicycle Hold = 1
2.2.8.5.4. デスティネーション・クロックオフセット付きの同じ周波数クロック
2.2.8.5.5. デスティネーション・クロックの周波数がソースクロック周波数の倍数である場合
2.2.8.5.6. デスティネーション・クロックの周波数がオフセットを持つソースクロック周波数の倍数である場合
2.2.8.5.7. ソースクロックの周波数がデスティネーション・クロックの周波数の倍数である場合
2.2.8.5.8. ソースクロックの周波数がオフセットを持つデスティネーション・クロックの周波数の倍数である場合
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1.1.5. マルチサイクル・パス
マルチサイクル・パスとは、正しい分析のためには、デフォルト以外のセットアップとホールド関係あるいはデフォルト以外のセットアップとホールド関係のどちらかを必要とするデータパスです。
例えば、1個のレジスターで、2 番目または3 番目の立ち上がりエッジごとにデータをキャプチャーすることが必要な場合があります。 次の例は、マルチプライヤの入力レジスターとデスティネーションが1 つおきのクロック・エッジでデータをラッチする出力レジスターの間にあるマルチサイクル・パスを示しています。
図 19. マルチサイクル・パス
デフォルトのセットアップとホールド関係、ソースクロックとデスティネーション・クロックそれぞれのタイミング図に使用されるレジスター間のパスは、ソースクロックがsrc_clkの場合、10 ns周期となり、デスティネーション・クロックのdst_clkは5 ns周期となります。デフォルトのセットアップ関係は5 nsで、デフォルトのホールド関係は0 nsです。
図 20. レジスター間パスおよびデフォルトのセットアップとホールドのタイミング図
システム要件に対応するために、レジスター間のパスにマルチサイクル・タイミング制約を指定することにより、デフォルトのセットアップとホールドの関係を変更できます。
図 21. レジスター間パス
このような例外には、2 つのマルチサイクル・セットアップ・アサインメントがあり、2 番目に発生するラッチ・エッジを使用します。次の図では、デフォルト値5nsから10nsがこれに該当します。
図 22. 変更後のセットアップ図