インテル® Quartus® Prime プロ・エディションのユーザーガイド: Timing Analyzer

ID 683243
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.2.1.1. Create Clock画面

Create Clock (create_clock)制約を使用すると、デザインのクロックのプロパティーと要件を定義できます。クロック制約を定義して、デザインのパフォーマンスを決定し、FPGAに入力される外部クロックを制約する必要があります。Timing Analyzer GUIまたは.sdcファイルに制約を直接入力できます。

Clock name-name)、Period-period)、立ち上がりおよび立ち下がりWaveform edge値( -waveform )、および制約が適用されるターゲット信号を指定します。

次のコマンドは、8ns周期でsys_clkクロックを作成し、fpga_clkポートにクロックを適用します。

create_clock -name sys_clk -period 8.0 fpga_clk

注: Tclおよび.sdcファイルでは大文字と小文字が区別されます。ピン、ポート、またはノードへの参照が、デザイン内の名前の大文字小文字と一致することを確認してください。

デフォルトでは、クロックには、0 nsの時点で立ち上がりエッジ、50%のデューティー・サイクル、4 nsの時点で立ち下がりエッジがあります。別のデューティー・サイクルが必要な場合、またはオフセットを表すには、-waveformオプションを指定します。

通常、クロックには、割り当てたポートと同じ名前を付けます。上記の例では、次の制約がこれを実現しています。

create_clock -name sopc_clk -period 8.0 [get_ports PLD_CLOCKINPUT]

fpga_clkという2つの一意のオブジェクトがあります。これは、デザインのポートと、そのポートに適用されるクロックです。

注:

Tcl構文では、角括弧が角括弧内でコマンドを実行します。[get_ports fpga_clk]は、fpga_clkに一致するデザイン内のすべてのポートのコレクションを検索して返すコマンドを実行します。次の例に示すように、get_ports collectionコマンドを使用せずにコマンドを入力できます。

create_clock -name sys_clk -period 8.0 fpga_clk
警告: Timing Analyzerで定義した制約は、タイミング・データベースに直接適用されますが、.sdcファイルには自動的に転送されません。Timing AnalyzerのTasksペインでWrite SDC Fileをクリックして、GUIからの制約の変更を.sdcファイルに保存します。