インテルのみ表示可能 — GUID: eis1414463786562
Ixiasoft
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4.3.3.4. FIFOの信号
SCFIFOブロックでは、読み出し信号と書き込み信号は同じクロックに同期しています。DCFIFOブロックでは、読み出し信号と書き込み信号はそれぞれ、rdclkクロックとwrclkクロックに同期しています。プリフィクスのwrおよびrdはそれぞれ、wrclkクロックとrdclkクロックで同期している信号を表します。
ポート | タイプ | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
clock 11 | 入力 | はい | ポジティブエッジトリガー・クロックです。 |
wrclk 12 | 入力 | はい | ポジティブエッジトリガー・クロックです。 次のポートの同期に使用します。
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rdclk 12 | 入力 | はい | ポジティブエッジトリガー・クロックです。 次のポートの同期に使用します。
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data 13 | 入力 | はい | wrreq信号がアサートされた際にFIFO Intel® FPGA IPコアに書き込まれるデータを保持します。FIFO Intel® FPGA IPコアを手動でインスタンス化する場合は、ポート幅がlpm_widthパラメーターに等しいことを確認します。 |
wrreq 13 | 入力 | はい | この信号をアサートし、書き込み動作を要求します。 次の条件が満たされていることを確認してください。
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rdreq 13 | 入力 | はい | この信号をアサートし、読み出し動作を要求します。rdreq信号は、NormalモードとShow-aheadモードで動作が異なります。 次の条件が満たされていることを確認してください。
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sclr 11 aclr 13 |
入力 | いいえ | この信号をアサートし、すべての出力ステータスポートをクリアします。ただし、q出力への影響は、FIFOのコンフィグレーションによって異なる場合があります。 aclr信号には、アクティブで維持する必要がある最小クロックサイクル数はありません。 |
q 13 | 出力 | はい | 読み出し要求動作で読み出されるデータを示します。 SCFIFOの機能とDCFIFOの機能では、qポートの幅をdataポートの幅と等しくする必要があります。FIFOの機能を手動でインスタンス化する場合は、ポート幅がlpm_widthパラメーターと等しいことを確認します。 DCFIFO_MIXED_WIDTHSの機能では、qポートの幅がdataポートの幅と異なる場合があります。FIFOの機能を手動でインスタンス化する場合は、qポートの幅がlpm_width_rパラメーターと等しいことを確認します。FIFOの機能は、幅の広い書き込みポートと幅の狭い読み出しポート (もしくはその逆) をサポートします。ただし、幅の比はRAMブロックのタイプで制限されており、通常は2の累乗です。 |
full 11 wrfull 12 rdfull 12 |
出力 | いいえ | アサートされている場合、FIFO Intel® FPGA IPコアはフルであるとみなされます。FIFO Intel® FPGA IPコアがフルの際に、書き込み要求操作を行わないでください。 通常、rdfull信号は、wrfull信号の遅延版です。 rdfull信号は、wrfull信号の派生版ではなく、組み合わせ出力として機能します。よって、ターゲットデバイスにかかわらず、wrfullポートを常に参照し、有効な書き込み要求操作を行うことができるかを確認する必要があります。 |
empty 11 wrempty 12 rdempty 12 |
出力 | いいえ | アサートされている場合、FIFO Intel® FPGA IPコアは空であるとみなされます。FIFO Intel® FPGA IPコアが空の際に、読み出し要求操作を行わないでください。 通常、wrempty信号は、rdempty信号の遅延版です。 wrempty信号は、rdempty信号の派生版ではなく、組み合わせ出力として機能します。よって、ターゲットデバイスにかかわらず、rdemptyポートを常に参照し、有効な読み出し要求操作を行うことができるかを確認する必要があります。 |
almost_full 11 | 出力 | いいえ | usedw信号がalmost_full_valueパラメーター以上になった場合にアサートされます。full信号の早期通知として使用されます。 |
almost_empty 11 | 出力 | いいえ | usedw信号がalmost_empty_valueパラメーターよりも小さい場合にアサートされます。empty信号の早期通知として使用されます。 14 |
usedw 11 wrusedw 12 rdusedw 12 |
出力 | いいえ | FIFOに格納されているワード数を示します。 SCFIFOの機能もしくはDCFIFOの機能を手動でインスタンス化する場合は、ポート幅がlpm_widthuパラメーターと等しいことを確認します。DCFIFO_MIXED_WIDTHの機能の場合は、wrusedwポートとrdusedwポートの幅をそれぞれ、LPM_WIDTHUパラメーターおよびlpm_widthu_rパラメーターと等しくする必要があります。 FIFO Intel® FPGA IPコアは、格納されているワード数が最大値に達する前にフルを示します。そのため、ターゲットデバイスにかかわらず、有効な書き込み要求操作に関してはfullまたはwrfullポート、有効な読み出し要求操作に関してはemptyまたはrdemptyポートを常に参照する必要があります。
注: 格納データが読み出しで利用できない場合があります。「wrreqとempty」および「rdreqとempty」のレイテンシーに関しては、FIFOの出力ステータスフラグとレイテンシー を参照し、FIFOを読み出す前にデータが準備できていることを保証します。
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eccstatus 15 | 出力 | いいえ | 2ビット幅のエラー訂正ステータスポートです。メモリーから読み出されたデータに、訂正ありのシングルビット・エラーまたは訂正なしの致命的なエラーがある、もしくはエラービットが発生していないことを示します。
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DCFIFO機能のrdempty出力は、aclr入力がアサートされた際に瞬間的にグリッチする場合があります。外部レジスターでこのグリッチを誤ってキャプチャーしないようにするには、次のいずれかが満たされていることを確認します。
- 外部レジスターで、DCFIFO機能のaclr入力に接続しているリセットと同じリセットを使用する
- DCFIFO機能のaclr入力に接続しているリセットを、外部レジスターを駆動するクロックに同期してアサートする
FIFO Intel® FPGA IPコアの出力レイテンシーの情報は重要です。特に、q出力ポートでは、出力がサンプリングに対して有効かを示す出力フラグがないため、重要です。