インテル® Agilex™ エンベデッド・メモリー・ユーザーガイド

ID 683241
日付 4/25/2022
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ドキュメント目次

3.2. 同時読み出し動作についての考慮事項

インテル® Agilex™ エンベデッド・メモリー・ブロックは、破壊的なハードウェア動作と非破壊的なハードウェア動作の両方を、同じアドレスでの二重同時書き込み動作を使用して提供します。この機能は、トゥルー・デュアルポート・モードとシングル・クアッドポート・モードでメモリーブロックを使用する場合に適用されます。

デフォルトで、メモリーブロックは、同じアドレスでの二重同時書き込み時に破損します。メモリーブロックで非破壊的ハードウェア動作を示すには、ユーザー定義オプションの「ENA_NON_CORRUPT=1」をシミュレーターのセットアップ・スクリプトに含めます。

二重同時書き込みが発生すると、物理エミュレーションでは、時分割りの多重方式を使用して、ポートAとポートBを同じデータ幅で多重化します。このシーケンスでは、ポートBの値が最初に書き込まれ、その後、同じアドレスでポートAの値が書き込まれます。その結果、ポートAの値がメモリーに書き込まれます。