インテル® Agilex™ エンベデッド・メモリー・ユーザーガイド

ID 683241
日付 1/08/2021
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ドキュメント目次

4.4. Shift Register (RAM-based) Intel FPGA IP

Shift Register (RAM-based) Intel FPGA IPには、従来のシフトレジスターにはない機能が含まれています。標準のフリップフロップで実装される従来のシフトレジスターは、大規模なシフトレジスターに多くのロジックセルを使用します。Shift Register (RAM-based) Intel FPGA IPはデバイスのメモリーブロックに実装されるため、ロジックセルとルーティング・リソースの使用が削減されます。ローカル・データ・ストレージを必要とするデジタル信号処理 (DSP) アプリケーションなどの複雑なデザインでは、Shift Register (RAM-based) Intel FPGA IPをシフトレジスターとして実装すると、より効率的になります。

Shift Register (RAM-based) Intel FPGA IPは、タップを備えるパラメーター化されたシフトレジスターです。タップは、シフト・レジスター・チェーンの特定のポイントにあるシフトレジスターからのデータ出力を提供します。タップからの出力を使用するロジックを追加し、アプリケーションをさらに拡大することができます。IPの出力タップ機能は、線形帰還シフトレジスター (LFSR) や有限インパルス応答 (FIR) フィルターなどのアプリケーションに役立ちます。