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1.5.1. ステップ1 : レジスターのリタイミングを実行する
レジスターのリタイミングによって、デザインのパフォーマンスが向上します。これには、レジスターをALMから移動し、 インテル® Stratix® 10および インテル® Agilex™ デバイスのインターコネクトのHyper-Registerにリタイムします。
Fitterでは、 インテル® Stratix® 10または インテル® Agilex™ デバイスをターゲットにした場合、配置配線に従ってRetimeステージを自動的に実行します。もしくは、個々のRetimeステージの開始または停止をCompilation Dashboardで行います。レジスターのリタイミングの実行後は、Fitterレポートを表示して、残りのクリティカル・パスを最適化してください。
レジスターのリタイミングを実行するには、次の手順に従います。
- デザインの合成およびフィッティングの準備ができた インテル® Quartus® Primeプロジェクトを作成するか開きます。
- レジスターのリタイミングを実行するには、Compilation DashboardのRetimeをクリックします。Compilerでは、前もって必要なステージを必要に応じて自動的に実行します。Compilerでは、各ステージの詳細レポートとタイミング解析データを生成します。ReportまたはTiming Analyzerアイコンをクリックして、各ステージの結果を確認します。ステージを再実行すると、設定またはデザインの変更が適用されます。
- レジスターのリタイミングによってデザインのパフォーマンス目標がすべて達成できた場合は、コンパイルのFitter (Finalize) およびタイミング解析のステージに進みます。デザインで最適化がさらに必要な場合は、 Fast Forward Timing Closure Recommendationsを実行してください。
図 24. Compilation Dashboardのリタイミング・ステージ