インテルのみ表示可能 — GUID: xlp1487112830429
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1.2.1.1. 合成中のレジスターの保持
インテル® Quartus® Prime合成では、ゲート数を最小限に抑え、冗長ロジックを統合し、デバイスリソースの効率的な使用を保証します。特定のレジスターの保持が合成処理で必要な場合は、次のエンティティー・レベルの割り当てのいずれかを指定できます。
Preserve Registers in Synthesisまたは Preserve Fan-Out Free Register Nodeオプションを割り当てて、保持されたレジスターをFitterによって最適化できるようにします。Preserve Registersでは、保持されたレジスターのFitter最適化を制限します。合成保持割り当てを指定するには、Assignments > Assignment Editorをクリックするか、.qsf ファイルの変更、またはRTLの合成属性の指定を行います。
Assignment | 説明 | Fitter最適化の許可 | Assignment構文 |
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Preserve Registers in Synthesis | レジスターの削除が合成中に行われないようにします。この設定は、Fitterでのリタイミングやその他の最適化には影響しません。 | 許可する |
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Preserve Fan-Out Free Register Node | ファンアウトのないレジスターが割り当てられている場合、その削除が合成中に行われないようにします。 PRESERVE_FANOUT_FREE_NODE 割り当てでは、ファンアウトのないレジスターの保持は、レジスターを定義したVerilog HDLまたはVHDLモジュール内にファンアウトがない場合はできません。このようなファンアウトのないレジスターを保持するには、noprune プラグマをソースファイルに次のように実装します。 このモジュールのインスタンスが複数あり、一部のインスタンスのみでファンアウトなしのレジスターの保持が必要な場合は、ダミープラグマをHDLのレジスター上に設定し、PRESERVE_FANOUT_FREE_NODE 割り当ても設定します。このダミープラグマにより、レジスター合成によって割り当てが実装できるようになります。例えば、次のダミープラグマをVerilog HDLのレジスター r に対して設定します。 |
許可する |
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Preserve RegistersPreserve Registers | 割り当てられているレジスターの削除や順次最適化が、合成中に行われないようにします。順次ネットリストの最適化により、冗長なレジスターおよび定数ドライバーを備えたレジスターが排除できます。 | 許可しない |
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