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Ixiasoft
1.9.3. 自動ゲートクロック変換
クロック・ゲーティングでは、ASICデザインで電力を節約するために、回路にロジックを追加してクロックツリーを整理します。クロックツリーを削除すると、回路の一部がディスエーブルされ、フリップフロップによるステート切り替えの必要がありません。 インテル® Quartus® Prime FPGAを使用してASICデザインのプロトタイプを作成するには、クロックゲートからクロックイネーブルへの変換をデザイン内で行ってください。
ASICゲートクロックの例 | FPGAクロックイネーブルの例 |
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RTL内のゲートクロックを手動変換せずに、Auto Gated Clock Conversion設定を指定して、デザイン内のゲート・ベース・クロックをクロックイネーブルに自動変換します。この設定は、デザイン内のすべてのゲート・ベース・クロック、または1つ以上の特定のクロック信号にグローバルに適用できます。
設定のスコープ |
説明 |
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グローバル | Assignments > Settings > Compiler Settings > Advanced Settings (Synthesis)でAuto Gated Clock Conversionオプションをイネーブルします。または、プロジェクト .qsf に対してグローバル割り当てを次のようにして追加します。 |
インスタンス固有 | 1つ以上のインスタンスに対してAuto Gated Clock Conversionの指定を Assignment Editor (Assignments > Assignment Editor) で行います。または、インスタンス割り当てをプロジェクト .qsf に対して次のようにして追加します。 |
デザイン合成後、ゲートクロック変換の結果が、Gated Clock Conversion Detailsレポートに表示されます。このレポートには、すべての変換済みおよび未変換のゲートクロックとそのベースクロックが一覧表示されます。未変換のゲートクロックの場合、レポートでは、クロックが変換されない理由が特定されます。
注: 自動ゲートクロック変換では、明示的なRAM (WYSIWYG RAMやインテルFPGAメモリーIPなど) をサポートしますが、推論されたRAMはサポートしません。
図 48. Gated Clock Conversion Detailsレポート