Arria 10 SoC 開発キット・ユーザーガイド

ID 683227
日付 9/05/2017
Public
ドキュメント目次

4.4.11. Power Monitor

Power Monitor は、現在の電力情報を測定および通知し、また、JTAG バスを介してボード上の MAX V デバイスと通信します。MAX V デバイスに接続されたパワーモニター回路により、FPGA が消費している電力の測定をすることができます。
アプリケーションを起動するには、ボード・テスト・システム (BTS) のアプリケーション上で Power Monitor のアイコンをクリックします。Power Monitor は、スタンドアロンのアプリケーションとしても使用できます。PowerMonitor.exe<Package Root Dir>\examples\board_test_systemディレクトリーにあります。
注: スタンドアロンの電源アプリケーションと BTS アプリケーションを同時に起動することはできません。また、電源とクロック・インターフェイスも同時に実行ができません。
図 20. Power Monitor インターフェイス
コントロール 説明
テスト設定 次のコントロールを表示します。

Power Rail—現在選択中のパワーレールを表示します。希望のデザインレールを選択した後、Resetをクリックし、更新されたボード読み出しで画面をリフレッシュします。

Scale—パワーグラフをスケールする量を指定します。より細かい数字を表示するには小さい番号を選択して拡大します。より多くの数値を選択してズームアウトすると、記録された値の範囲全体が表示されます。

Speed—グラフをリフレッシュする頻度を指定します。

Power Information RMS ( 二乗平均平方根 ) 電流値、最大値、および最小値を mA で表示します。
Graph ボードの電力消費量の経時変化を mA で表示します。緑のラインは現在の値を示します。赤ラインは最後にリセットをしてから読み出された最大値を示します。黄ラインは最後にリセットをしてから読み出された最小値を示します。
General Information MAX V バージョンと FPGA とボードの現在の温度を表示します。
Reset グラフをクリアーし、最小値と最大値をリセットして、Power Monitor を再起動します。