Arria 10 SoC 開発キット・ユーザーガイド

ID 683227
日付 9/05/2017
Public
ドキュメント目次

4.4.5. PCIe タブ

このタブでは、ボード上で PCIe ループバック・テストの実行ができます。また、デザインをロードし、オシロスコープを使用して、PCIe 送信信号のアイ・ダイアグラムの測定も可能です。
図 14. PCIe タブ
コントロール 説明
Status ループバックテスト中に、次のステータス情報を表示します。

PLL lock—PLL のロックまたはアンロックの状態を表示します。

Pattern sync—パターンが同期している状態かどうかを表示します。データシーケンスの開始が検出されると、パターンは同期していると考えられます。

Details—PLL のロックとパターンの同期の状態を表示します。

Port PCIe x8 Gen3
PMA Setting 有効なトランシーバー・インターフェイスに影響を与える PMA パラメーターの変更ができます。解析のために次の設定が使用可能です。

Serial Loopback—トランスミッターとレシーバー間のルート信号です。

VOD—トランスミッター・バッファーの差動電圧出力を指定します。

Pre-emphasis tap
  • 1st pre—トランスミッター・バッファーのプリタップにプリエンファシスの量を指定します。
  • 2nd pre—トランスミッター・バッファーの第 2 プリタップにプリエンファシスの量を指定します。
  • 1st post—トランスミッター・バッファーの第 1 ポストタップにプリエンファシスの量を指定します。
  • 2nd post—トランスミッター・バッファーの第 2 ポストタップのプリエンファシスの量を指定します。

Equalizer—受信イコライザーの AC ゲインの設定を 4 段階のモードで指定します。

DC gain—受信イコライザーの DC ゲイン設定を 4 段階モードで指定します。

VGA—VGA ゲイン値を指定します。

                 
Data Type トランザクションに含まれるデータのタイプを指定します。以下のデータタイプが解析に使用できます。
  • PRBS 7—擬似ランダム 7 ビット・シーケンスを選択します。
  • PRBS 15—擬似ランダム 15 ビット・シーケンスを選択します。
  • PRBS 23—擬似ランダム 23 ビット・シーケンスを選択します。
  • PRBS 31—擬似ランダム 31 ビット・シーケンスを選択します。
  • HF—最高 2 分周したデータパターン 10101010 を選択します。
  • LF—最低 33 分周したデータパターンを選択します。
Error Control 解析中に検出されたデータエラーを表示し、またエラーを挿入することができます。
  • Detected errors—ハードウェアで検出されたデータエラーの数を表示します。
  • Inserted errors—トランザクション・ストリームに挿入されたエラーの数を表示します。
  • Insert Error—ボタンをクリックするたびに、トランザクション・ストリームに 1 ワードのエラーを挿入します。Insert Error は、トランザクションのパフォーマンス解析中にのみイネーブルされます。
  • Clear—Detected errors および Inserted errors カウンターを 0 にリセットします。
Run Control

Start—選択したポートのトランザクション・パフォーマンス解析を開始します。

注: 必ずStartの前に Clearをクリックします。

Stop—トランザクション・パフォーマンス解析を終了します。

TX and RX performance bars—要求されたトランザクションが達成できる理論上の最大データレートの割合を表示します。