外部メモリー・インターフェイス Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズFPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 3/29/2024
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ドキュメント目次

6.5.6.4. DDR4ディスクリート・コンフィグレーションにおけるスキュー・マッチング・ガイドライン

この項では、シングルランクx 8およびシングルランクx 16トポロジーのスキュー・マッチング・ガイドラインについて説明します。

DDR4ディスクリート・コンフィグレーションでスキュー・マッチングを行う際は、次の規則に従います。

  • スキュー・マッチングは、実際のトレース長ではなく時間 (ピコ秒) で実行し、信号が異なる層に配線されている際のビア遅延をより適切に考慮します。
  • スキュー・マッチングを行う際は、パッケージのピンごとのスキューとPCB遅延の両方を含めます。
  • アラート信号のスキュー (長さ) マッチングは必要ありません。

次の表は、DDR4メモリーダウン・トポロジーに関するスキュー・マッチング・ガイドラインを示しています。

表 116.  DDR4ディスクリート・トポロジーにおけるスキュー・マッチング・ガイドライン
DDR4デバイスダウンにおける長さ一致規則 時間での長さの一致 (ps)
DQSとCLKにおけるスキュー・マッチング -85ps < CLK - DQS < 935ps
バイト内のDQとDQSにおけるスキュー・マッチング -3.5ps < DQ - DQS < 3.5ps
DQSとDQS#におけるスキュー・マッチング < 1ps
CLKとCLK#におけるスキュー・マッチング < 1ps
CMD/ADDR/CTRLとClockにおけるスキュー・マッチング -20ps < CLK - CMD/ADDR/CTRL < 20ps
各チャネル内のCMD/ADDR/CTRLにおけるスキュー・マッチング < 20ps
マイグレーションを行わないFPGAデバイスのスキュー・マッチングにパッケージ長を含める 必要
パッケージのネット長がすべて利用可能な場合に、マイグレーションを行うFPGAデバイスのスキュー・マッチングにパッケージ長を含める 最終的にマイグレーションされたパッケージのネット長を使用することが推奨されます。同じPCBで異なるFPGAデバイスをサポートする際に、パッケージの実際のネット長が分かっている場合は、マイグレーション後のパッケージの平均ネット長をボードデザインに使用することを推奨しています。
すべてのパッケージのネット長が利用できない場合に、マイグレーションを行うFPGAデバイスのスキュー・マッチングにパッケージ長を含める 非推奨