外部メモリー・インターフェイス Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズFPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 3/29/2024
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ドキュメント目次

6.1.3. Intel Agilex® 7 FシリーズおよびIシリーズEMIF IPにおけるDDR4のパラメーター: Mem I/O

表 77.  グループ: Mem I/O / Memory I/O Settings
表示名 詳細
Use Default Memory I/O Settings インテルのデフォルトのODT設定を使用することを指定します。(識別子: MEM_DDR4_INTEL_DEFAULT_TERM)
Output drive strength setting メモリーデバイスでの出力ドライバーのインピーダンス設定を指定します。最適なシグナル・インテグリティーのパフォーマンスを実現するには、ボード・シミュレーションの結果に基づきオプションを選択します。(識別子: MEM_DDR4_DRV_STR_ENUM)
Dynamic ODT (Rtt_WR) value メモリーデバイスへの書き込み時のダイナミック・オンダイ終端 (ODT) のモードを指定します (マルチランクのコンフィグレーションに使用されます)。最適なシグナル・インテグリティーのパフォーマンスを実現するには、ボード・シミュレーションの結果に基づきこのオプションを選択します。(識別子: MEM_DDR4_RTT_WR_ENUM)
ODT Rtt nominal value DRAMに適用されるオンダイ終端の公称値を決定します。終端は、ODTがアサートされるたびに適用されます。RTT_WRに異なる値を指定する場合、その値はここに示される値よりも優先されます。最適なシグナル・インテグリティーのパフォーマンスを実現するには、ボード・シミュレーションの結果に基づきオプションを選択します。(識別子: MEM_DDR4_RTT_NOM_ENUM)
RTT PARK 設定すると、DRAMが書き込まれておらず、さらにODTがHIGHにアサートされていない場合にこの値が適用されます。(識別子: MEM_DDR4_RTT_PARK)
RCD CA Input Bus Termination レジスター・クロック・ドライバーのピン (DA0..DA17DBA0..DBA1DBG0..DBG1DACT_nDC2DPAR) に入力終端設定を指定します。このパラメーターは、レジスター・クロック・ドライバーのコントロール・ワードRC7xのビットDA[1:0] の値を決定します。ボード・シミュレーションを実行し、この設定に最適な値を取得します。(識別子: MEM_DDR4_RCD_CA_IBT_ENUM)
RCD DCS[3:0]_n Input Bus Termination レジスター・クロック・ドライバーのピンDCS[3:0]_nに入力終端設定を指定します。このパラメーターは、レジスター・クロック・ドライバーのコントロール・ワードRC7xのビットDA[3:2] の値を決定します。ボード・シミュレーションを実行し、この設定に最適な値を取得します。(識別子: MEM_DDR4_RCD_CS_IBT_ENUM)
RCD DCKE Input Bus Termination レジスター・クロック・ドライバーのピンDCKE0DCKE1に入力終端設定を指定します。このパラメーターは、レジスター・クロック・ドライバーのコントロール・ワードRC7xのビットDA[5:4] の値を決定します。ボード・シミュレーションを実行し、この設定に最適な値を取得します。(識別子: MEM_DDR4_RCD_CKE_IBT_ENUM)
RCD DODT Input Bus Termination レジスター・クロック・ドライバーのピンDODT0DODT1に入力終端設定を指定します。このパラメーターは、レジスター・クロック・ドライバーのコントロール・ワードRC7xのビットDA[7:6] の値を決定します。ボード・シミュレーションを実行し、この設定に最適な値を取得します。(識別子: MEM_DDR4_RCD_ODT_IBT_ENUM)
DB Host Interface DQ RTT_NOM データバッファーのホスト・インターフェイスにRTT_NOM設定を指定します。「RTT_NOM disabled」のみがサポートされています。このパラメーターは、データバッファーのコントロール・ワードBC00の値を決定します。(識別子: MEM_DDR4_DB_RTT_NOM_ENUM)
DB Host Interface DQ RTT_WR データバッファーのホスト・インターフェイスにRTT_WR設定を指定します。このパラメーターは、データバッファーのコントロール・ワードBC01の値を決定します。ボード・シミュレーションを実行し、この設定に最適な値を取得します。(識別子: MEM_DDR4_DB_RTT_WR_ENUM)
DB Host Interface DQ RTT_PARK データバッファーのホスト・インターフェイスにRTT_PARK設定を指定します。このパラメーターは、データバッファーのコントロール・ワードBC02の値を決定します。ボード・シミュレーションを実行し、この設定に最適な値を取得します。(識別子: MEM_DDR4_DB_RTT_PARK_ENUM)
DB Host Interface DQ Driver データバッファーのホスト・インターフェイスにドライバーのインピーダンス設定を指定します。このパラメーターは、データバッファーのコントロール・ワードBC03の値を決定します。ボード・シミュレーションを実行し、この設定に最適な値を取得します。(識別子: MEM_DDR4_DB_DQ_DRV_ENUM)
Use recommended initial VrefDQ value 推奨される初期のVrefDQ値を使用することを指定します。この値は開始点として使用され、キャリブレーション後に変更になる場合があります。(識別子: MEM_DDR4_DEFAULT_VREFOUT)
VrefDQ training value VrefDQのトレーニング値です。(識別子: MEM_DDR4_USER_VREFDQ_TRAINING_VALUE)
VrefDQ training range VrefDQのトレーニング範囲です。(識別子: MEM_DDR4_USER_VREFDQ_TRAINING_RANGE)
表 78.  グループ: Mem I/O / RDIMM/LRDIMM Serial Presence Detect (SPD) Data
表示名 詳細
SPD Byte 137 - RCD Drive Strength for Command/Address DRAMへのレジスター・クロック・ドライバーのコントロールおよびコマンド/アドレス出力のドライブ強度を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト137から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_137_RCD_CA_DRV)
SPD Byte 138 - RCD Drive Strength for CK DRAMへのレジスター・クロック・ドライバーのクロック出力のドライブ強度を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト138から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_138_RCD_CK_DRV)
SPD Byte 140 - DRAM VrefDQ for Package Rank 0 LRDIMMのパッケージのランク0にVrefDQ設定を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト140から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_140_DRAM_VREFDQ_R0)
SPD Byte 141 - DRAM VrefDQ for Package Rank 1 LRDIMMのパッケージのランク1にVrefDQ設定を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト141から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_141_DRAM_VREFDQ_R1)
SPD Byte 142 - DRAM VrefDQ for Package Rank 2 LRDIMMのパッケージのランク2 (存在する場合) にVrefDQ設定を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト142から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_142_DRAM_VREFDQ_R2)
SPD Byte 143 - DRAM VrefDQ for Package Rank 3 LRDIMMのパッケージのランク3 (存在する場合) にVrefDQ設定を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト143から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_143_DRAM_VREFDQ_R3)
SPD Byte 144 - DB VrefDQ for DRAM Interface データバッファーのDRAMインターフェイスのVrefDQ設定を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト144から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_144_DB_VREFDQ)
SPD Byte 145-147 - DB MDQ Drive Strength and RTT データバッファーのDRAMインターフェイスのMDQピンのドライブ強度を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト145 (データレート = 1866)、146 (1866データレート = 2400)、または147 (2400データレート = 3200) のいずれかから取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_145_DB_MDQ_DRV)
SPD Byte 148 - DRAM Drive Strength DRAMのドライブ強度を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト148から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_148_DRAM_DRV)
SPD Byte 149-151 - DRAM ODT (RTT_WR and RTT_NOM) DRAMのRTT_WRおよびRTT_NOMの設定を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト149 (データレート = 1866)、150 (1866 データレート = 2400)、または151 (2400データレート = 3200) のいずれかから取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_149_DRAM_RTT_WR_NOM)
SPD Byte 152-154 - DRAM ODT (RTT_PARK) DRAMのRTT_PARK設定を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト152 (データレート = 1866)、153 (1866データレート = 2400)、または154 (2400データレート = 3200) のいずれかから取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_152_DRAM_RTT_PARK)
SPD Byte 155 - DB VrefDQ for DRAM Interface Range DRAMのRTT_PARK設定を指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト155から取得する必要があります。
RCD and DB Manufacturer (LSB) レジスター・クロック・ドライバーおよびデータバッファー製造元のIDコードのLSBを指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト133から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_133_RCD_DB_VENDOR_LSB)
RCD and DB Manufacturer (MSB) レジスター・クロック・ドライバーおよびデータバッファー製造元のIDコードのMSBを指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト134から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_134_RCD_DB_VENDOR_MSB)
RCD Revision Number レジスター・クロック・ドライバーのダイのリビジョンを指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト135から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_135_RCD_REV)
DB Revision Number データバッファーのダイのリビジョンを指定します。この値は、DIMMベンダーより提供されているSPDのバイト139から取得する必要があります。(識別子: MEM_DDR4_SPD_139_DB_REV)
表 79.  グループ: Mem I/O / ODT Activation
表示名 詳細
Use Default ODT Assertion Tables ベンダーより提供されているガイドラインによって決まるデフォルトのODTアサートパターンを有効にします。これらの設定はデフォルトでのみ提供されます。メモリー・インターフェイスをシミュレーションし、最適なODTの設定とアサートパターンを決定します。(識別子: MEM_DDR4_USE_DEFAULT_ODT)