外部メモリー・インターフェイス Agilex™ 7 FシリーズおよびIシリーズFPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 3/29/2024
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4.3.2. AFIの書き込みシーケンスのタイミング図

以下のタイミング図は、書き込みコマンドと対応する書き込みデータおよび書き込みイネーブル信号の関係をフルレート、およびクォーターレートで表しています。

wlat=0での書き込みシーケンス

クォーターレートでは、writeコマンドがPHYクロックの最初のメモリークロックで送信される場合 (例えば、afi_cs_n[0] = 0)、そのアクセスはアライメントされたアクセスと呼ばれます。それ以外は、アライメントされていないアクセスと呼ばれます。アライメントされたアクセスとアライメントされていないアクセスのどちらか、もしくは両方を使用することができますが、writeコマンドと対応する書き込みデータ間の距離が、AFIインターフェイスで一定であることを保証する必要があります。例えば、コマンドがPHYクロックの2番目のメモリークロックで送信される場合、書き込みデータもまた、PHYクロックの2番目のメモリークロックで開始する必要があります。

図 94. AFI書き込みデータ (フルレート、wlat=0)

次の図は、アライメントされたアクセスとアライメントされていないアクセスの両方を表しています。最初の3つの書き込みコマンドはアライメントされたアクセスで、afi_commandのLSBで発行されています。4番目の書き込みコマンドはアライメントされていないアクセスで、異なるコマンドスロットで発行されます。AFI信号は、コマンドスロットに応じてシフトする必要があります。

図 96. AFI書き込みデータ (クォーターレート、wlat=0)

0以外のwlatでの書き込みシーケンス

afi_wlatはPHYからの信号です。コントローラーでは、afi_dqs_burstafi_wdata_validafi_wdataafi_dm信号をafi_wlatに等しいPHYクロックサイクル数遅延させる必要があります。afi_wlatは静的な値であり、PHYがcal_successをコントローラーにアサートする前にキャリブレーションによって決まります。次の図は、wlat=1の場合を表しています。wlatはPHYクロック数であり、wlat=1は、フルレート、ハーフレート、クォーターレートにおいてそれぞれ1、2、4のメモリークロック遅延に等しいことに注意してください。

図 97. AFI書き込みデータ (フルレート、wlat=1)

図 99. AFI書き込みデータ (クォーターレート、wlat=1)

DQSバースト

DQSプリアンブルを生成するには、1または2フル・メモリー・クロックサイクル前にafi_dqs_burst信号をアサートする必要があります。DQSプリアンブルはハーフレートとクォーターレートでそれぞれ、1/2および1/4 AFIクロックサイクルに等しくなります。

書き込みプリアンブルが2クロックサイクルに設定されている場合、DDR4では2つのDQSプリアンブルが必要です。

次の図は、フルレート、およびクォーターレートのコンフィグレーションにおいて、afi_dqs_burstをアサートする方法を表しています。

図 100. AFI DQSバースト (フルレート、wlat=1)

図 102. AFI DQSバースト (クォーターレート、wlat=1)

DBIでの書き込みデータシーケンス (DDR4およびQDRIVのみ)

DDR4の書き込みDBI機能はPHYでサポートされています。有効になっている場合、PHYはコントローラーの介入なしにDBI信号を送受信します。シーケンスは、AFIインターフェイスにおける非DBIのシナリオと同じです。