ベア・メタルのユーザー・ガイド

ID 683211
日付 11/30/2015
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ドキュメント目次

1.6.1.2. OCRAMにベア・メタル・アプリケーションを検索する新規スキャッタ・ファイルの作成

  1. スキャッタ・ファイルを作成します。プロジェクトを右クリックし、「New > Other...、そして「Scatter File Editor > Scatter File」を選択します。
    スキャッタ・ファイルは、テキス・トフ​​ァイル内の記述を使用してリンカにイメージのメモリ・マップを指定することができます。ターゲット・メモリ内のプログラムの配置を決定するために、ARMコンパイラ、リンカによって使用されています。
    図 8. スキャッタ・ファイルの作成
  2. プロジェクト名、 bare-metal-hello-world-01を選択し、スキャッタ・ファイル名を入力します(例えば、scatter_OCRAM.scat
    図 9. スキャッタ・ファイルの設定
  3. Finishを選択します。
    新しいファイルは自動的にプロジェクト・エクスプローラー]ビューに表示されます。
  4. Cyclone VまたはArria Vデバイスをターゲットとする場合scatter_OCRAM.scatエディタビューで、次のように入力します。
    OCRAM 0xFFFF0000 0x10000
    {     
    	APP_CODE  + 0    
    	{        
    		* (+ RO , + RW , + ZI )    
    	}     
    	ARM_LIB_STACKHEAP 0xFFFF8000 EMPTY 0x8000 ; Application heap and stack    
    	{ }
    }
    ビューには、次のようになります。
    図 10. Scatter OCRAM Code Snippet
    注: リンカ・スクリプトは、リンカにアプリケーションをリンクする方法について指示します。
    注:
    • OCRAMベース・アドレス( 0xFFFF0000)とサイズ(0x10000 )を定義する
    注:
    • OCRAMですべてのアプリケーションのセクションをロードする
    注:
    • アドレス0xFFFF8000から始まるスタックとヒープのための32 KB(0x8000 )の最大値に割り当てをする
    注: パラメータは、簡単に0xFFE00000に位置するOCRAMの256 KBがあるArria 10デバイスを標的とするために変更することができます。
  5. メモリ・マップがどのように見えるかを示すためにだけスキャッタ・ファイルの下に位置するRegions/Sectionsタブを選択します。
    図 11. スキャッタ・ファイル領域
  6. 変更を保存するには、 File > Saveを選択します。
  7. スキャッタ・ファイルは、プロジェクトで作成された後、プロジェクトのプロパティに関連することが必要です。 Project Explorer]ビューでプロジェクト名を選択し、Propertiesを選択し、右クリックします。
  8. C/C++ Build > Settings > Tool Settings > ARM Linker 5 > Image Layoutを選択します。
  9. Scatter file (--scatter)テキスト・フィールドでは、プロジェクト・フォルダにある新しく作成されたスキャッタ・ファイルを検索します。
  10. ApplyそしてOKを選択します。
    図 12. スキャッタ・ファイルの場所の設定