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1. インテル® Stratix 10® のクロッキングおよびPLLの概要
2. インテル® Stratix 10® のクロッキングおよびPLLのアーキテクチャーと機能
3. インテル® Stratix 10® のクロッキングおよびPLLデザイン検討事項
4. インテル® Stratix 10® のクロッキングおよびPLL実装ガイド
5. Stratix® 10 クロック制御 IP コアのリファレンス
6. Intel® FPGA IOPLL IP コアの参考資料
7. Intel® FPGA IOPLL Reconfig IP コアのリファレンス
A. インテル® Stratix 10® のクロッキングおよびPLLユーザーガイド改訂履歴
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2.2.5.5. ゼロ遅延バッファー・モード
ゼロ遅延バッファー(ZDB)モードでは、外部クロック出力ピンは、クロック入力ピンと位相調整されてデバイス全体のゼロ遅延が実現します。
このモードを使用する場合、入力ピンと出力ピンでのクロック・アライメントを保証するには、入力クロックと出力クロックに同じI/O 規格を使用しなければなりません。PLL クロック入力ピンまたは出力ピンに差動I/O 規格を使用することはできません。
ZDBモードでclkピンと外部クロック出力(CLKOUT)ピンを確実に位相調整するには、デザインの双方向I/O ピンをインスタンス化します。PLLのfboutポートとfbinポートを接続するフィードバック・パスとして使用する必要があります。双方向I/Oピンには、PLLのFBOUTとFBINポートを接続フィードバック経路として機能します。双方向I/O ピンには、常にシングルエンドI/O 規格を割り当てる必要があります。PLLはこの双方向I/O ピンを使用して、PLLのクロック出力ポートから外部クロック出力ピンまでの出力遅延を模倣し、これを補正します。
注: ZDBモードを使用する場合、信号反射を防止するために、双方向I/O ピンにボード・トレースを置かないでください。
図 14. ZDBモードのPLL クロック間における位相関係の例