Intel® Stratix® 10のクロッキングおよびPLLユーザーガイド

ID 683195
日付 12/07/2017
Public
ドキュメント目次

2.2.8. プログラマブル・デューティー・サイクル

プログラマブル・デューティー・サイクル機能は、I/O PLL が可変デューティー・サイクルでクロック出力を生成することを可能にします。この機能は、I/O PLL ポスト・スケール・カウンターのCでのみサポートされます。fPLL はプログラマブル・デューティー・サイクル機能をサポートせず、50% に固定されたデューティー・サイクルのみ有します。

I/O PLL のCカウンター値は、デューティー・サイクルの精度を決定します。精度はポスト・スケール・カウンター値で除算した 50% です。例えば、C0カウンターが 10 の場合、5%~90% のデューティー・サイクル・オプションには 5% のステップが可能です。また、I/O PLL が外部フィードバック・モードの場合、fbinピンをドライブするカウンターのデューティー・サイクルを 50% に設定します。

インテル® Quartus® Primeソフトウェアは、IP コアに入力されるユーザーが必要とするデューティー・サイクルに合わせて VCO 周波数を自動的に調整します。

プログラマブル・デューティー・サイクルをプログラマブル位相シフトと組み合わせることで、オーバーラップのない正確なクロックを生成できます。